2022年12月16日金曜日

無気力の原因は

二十歳前後はもっとも体内エネルギーの高い時期です。この時期に無気力になるのは体内環境が相当悪化している証拠です。

ゼミでも男子学生の無気力ぶりが顕著です。笑顔などまったく見せず、何の反応もありません。そして、無断欠席を続けます。なかには心を病んでしまって休学する学生が出てきます。勉強はまったくしていないのに、進路については非常に高望みをします。英語を学ぼうなどという志はなく、少しも必要ないと決めつけます。

原因はどこにあるのでしょうか。まずは食生活の乱れです。食欲に負けて食べたいだけ食べていれば、体が汚染されます。次にスマートフォンとゲームのやりすぎです。また、アダルトビデオは脳に壊滅的な損傷を与えますが、いまは誰でも手に入る時代で若者の間で被害が広がっています。これら4つの悪の要素が蓄積すれば、無気力にもなるはずです。

女性は美しさを保つために食事を制御しますし、アダルトビデオなどは観ません。仮にゲームとスマートフォンを楽しんでいても、男子学生のように壊滅的な損傷を受ける危険性は低いといえます。

食と情報化の進展が行き過ぎています。これらと距離を置かないと、本質的な解決は望み得ません。いくらカウンセリングを受けてもまったくの時間の無駄です。

たまに女性でも食べ物に執着する学生がいます。今年卒業した女性は在学中ずっとカウンセリングを受けていました。臨床心理士の先生と私が面談して状況を聞くと、「食べ物に大変に執着している様子がうかがえる」といわれました。これでピンときました。

食と性を律することです。それしか堕落した若者を救う道はありません。中高年になってからではもう手遅れです。頑固な中高年は何をいっても聞く耳を持たないからです。若いうちに気づかないと駄目です。南北先生の本を必ず読まなければなりませんが、内容を受け入れるには相当の修行が必要です。万人に受け入れられる説ではありません。

したがって、堕落する若者たちを救う方法は無いのが現実です。自分の間違いに気づくのを待つほかありません。

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