2024年4月12日金曜日

経済的価値を生む

水野南北先生は、食事の量を減らすとそれが陰徳となって天に蓄えられ、いずれ自分のところに戻ってくると指摘されます。

このことを一番強く感じるのは経済的な効果です。つまり、現金を創出する効果があります。一概にどのくらいとはいえませんが、あえて一般化してみます。

たとえば安定した仕事のある独身者の場合、食事を徹底して制限すると1000万円のお金は比較的早く貯まると思われます。ただし、東京都内でマンションを借りている場合には少し時間が必要かもしれません。地方であれば問題なく貯まります。もっとも、必要以上のお金は残りません。それは霊界からの配慮によります。

これは単に外食しないからお金が増えるのではありません。食事の節制をしている行為が徳を生み、それが目に見えるようになるということです。家計簿をつけて計算しても合う性質のものではありません。気づいたらいつの間にかお金に困らなくなります。

重要なのは規則正しい食事です。南北先生は普段節制していても、時々たくさん食べるようなことは良くないといいます。これは盲点になりやすいので注意が必要です。筆者は平日に2日断食して、その代わりに週末に多めに摂ることもあります。多めといっても多すぎるわけではありません。しかし、週末だけ食事量を増やすのもよくないことです。

体重が増えないから食事量が正しいとも限りません。食は難しいものです。いつも自分の心の中を厳しく監視し、言い訳をして食べないように訓練しなければなりません。その訓練は一生続くと考え、仮に多少のお金があっても贅沢をしないと決意します。そうすればそれが天に蓄えられて、いずれ何かの形で戻ってきます。

食はすべての欲のもとです。食を追求すると、他の面の欲望も必然的に強くなります。豪華な外食ばかり食べて、しかもお金をできるだけ欲しいし、女性と遊びたいと思う人は欲望の奴隷になっています。

そのような人は最終的に病気になり、歳をとってからの生活がわびしくなります。最期には食べられなくなって衰弱します。『修身録』を読めば明らかな事実です。南北先生は若い時から大食している人を「入る棺さえない」と言い切ります。

また、女性遊びは著しくエネルギーを失いますし、結婚以外の目的でそのような遊びをするのは倫理上間違った生き方です。

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