歯科医院にて

以前治療した歯の詰め物が欠けているため、補修していただきました。内部で虫歯も少し広がっていました。

今日の先生は今まで以上に丁寧でした。歯の治療は1日で終わるタイプで、詰め物はセラミックをその場で機械を使って切削します。切削の時間はわずか15分です。相変わらず素晴らしい技術です。調整は何度も見直しながら、かみ合わせはぴたりと合っています。

先生が私に付きっ切りで2時間かかりました。先生にとっても大変な治療です。その間、ドリルの音でこちこちに緊張していましたが、自民党新総裁 石破氏の感想まで聞かれて、そんな場面で難しい話などできるわけがありません。また、新しいNISAで日本人のお金が米国に流れているとか変に難しい話ばかりが続きます。普段でもそのような小難しい話はできません。私が大学教員であるとはもちろん伝えていません。「○○さんは普段政治・経済の話などはよくするのですか」と聞かれて、「あまりしません」とだけ答えました。

なぜか終始フレンドリーな先生の態度でした。歯磨き粉の話もとても詳しくしてくださいました。仕事の緻密さはさすがです。無事に終わって、次回の予定を決めました。次は今日の治療後の経過をみます。

帰る前に、筆者も何か言っておこうと思って「石破氏の実際の評価は私はわからないので、近くで働いていた友人に可能なら聞いてみます」と伝えました。高校の親友が航空自衛隊の幕僚監部勤務で、石破氏が防衛大臣だったときに接点があったから会っているはずです。友人とは連絡だけは取り続けています。

もっとも、ほんの話題として気軽に話してみたのですがなぜか先生はそこだけ真顔でした。余計な情報だったかもしれません。治療中にたびたび戦闘機Ｆ-15パイロットの友人の顔が浮かんで、これは話してもよいのかなと思って慎重に（自慢にならないように）雑談に加えた次第です。

帰りも先生は窓口まで来て丁寧にごあいさつをしてくださいました。どうも変です。やはり禁欲の効果としか思えません。

そういえば、2年前にはじめて先生にお会いしたとき、とてもにこやかで色々話してくださり、その2週間後の治療のときに「もういちど生年を西暦で言っていただいてよろしいですか？」と聞いてきました。その頃が禁欲の最強化時期（いまより厳しい）で、何かあると強く思ったことを今日思い出しました。ちなみに、母も昔からよく病院などで生年を確認されるみたいです。

こうして緊張の治療は無事に終えることができました。さて、治療中にあちら側からのメッセージが届きました。それはまたの機会に触れます。