2022年7月17日日曜日

粗食と筋力トレーニング

筋力トレーニングに興味を持つ男性が多いのは、努力しただけ目に見える効果を感じるためです。続けるほどに体は変わってきます。そして、軽いトレーニングであれば苦も無く何回でもできるようになります。

しかし、見た目の筋肉をつけるには多くの栄養が必要です。ここで問題があり、南北先生の粗食を実践しているので見た目の筋肉量はそれほど増えないことです。おそらくお肉などのタンパク質をもっと摂取しなければなりません。ただし、私の場合は筋肉量を大きく増やす必要はなく、粗食をしながらの筋力トレーニングで十分と考えています。もともとぜい肉は皆無です。見た目はそう変わらないのに力は相当出せる状態を目指せば良いと思っています。

太っている男性は代謝の悪さと食べ過ぎの影響が大きいといえます。少ない食事で健康を手にして代謝が良ければ、本来は太らないはずです。学生時代から10キロ以上も太ったというのであれば、食の堕落街道を突き進んでいると容易に想像できます。そのような男性たちが職場で威張っていても、まずは自分の体を見苦しくないように管理しなければ彼らの主張に説得力はありません。

それに対して筋力トレーニングに励んでいる男性は、その努力だけでも評価できます。毎日30分のトレーニングを続けることができる男性がどれほど存在するでしょうか。努力を続ける姿勢が一番大切です。

2022年7月16日土曜日

中学生、高校生、浪人生の頃

相変わらず厳しく生活を律していて、目標地点は中学生、高校生、浪人生の頃の自分に定めています。どんなことでも柔軟に吸収していた当時と比べ、大学教員として教壇に立っているいま、恥ずかしながら昔の自分より能力面では大きく劣っています。

もちろん専門知識が増えて日本語を運用する能力は格段に高まっています。しかし、それ以外の分野に目を向けると浪人時代の私の足元にも及ばないと自覚します。浪人生だった自分がなぜあれほど高度な英文をすらすら読め、楽に入試問題が解けたのかまったく理解不可能です。運動に関しては短距離から球技までそつなくこなしていましたし、他のさまざまな分野で習熟していました。

繰り返しますが、食の節制だけではほとんど能力の開発につながりません。健康になってお金が貯まる効果しかありません(特に経済的に豊かになる効果は抜群に高いです)。常識はずれの粗食を実践してきたからそう断言できます。もっと大きな目標を成し遂げるには、あらゆる事柄を節制しながら努力を数十年続ける必要があります。そうすれば能力が開発されると考えるからです。

人生の終わり頃になって、努力してきたことが多少の成果につながればと思います。あきらめてはいません。あきらめや現状に甘んじる態度は進化を阻害する要因です。

2022年7月1日金曜日

小さな女の子

平日朝7時のJR中央線は混雑していました。新宿駅から母娘が乗車してきて、子どもはまだ小学生になったばかりのようです。床にランドセルを置いていました。立ったまま一生懸命何やら書いています。あとでわかったのですが、ひらがなを上手に練習していました。とても賢そうなかわいい子どもです。母親はまったく気にせずずっとスマートフォンの画面を見ていました。

御茶ノ水駅で私と一緒に下車しました。総武線への乗り換えです。ところが、母親は女の子を見もせず先に降りてしまいました。困った女の子は一人でプラットフォームに足を踏み出しました。後ろで見ていて「落ちてしまうのでは」と怖くなりました。御茶ノ水駅は列車とフォームの間が広く空いています。女の子はフォームに立てたものの、握っていた鉛筆を線路上に落として「お母さん、お母さん」と泣いています。

しばらく向かいの総武線の到着を待っていましたが女の子は泣き止まず、相変わらずスマートフォンを見つめていた母親は「じゃあ、好きにすれば」と言わんばかりに一人でどこかへ移動してしまいました。何ということでしょう。あとを追いかけて子どもは線路の脇を急いで走っていきます。もし落下したら助けなければと思う緊迫した場面でした。

どうみても子どもは被害者でした。こんなに小さな子どもに何という仕打ちかと悲しくなりました。しかし、これが日本の現実です。同じように子どもを愛せない若い母親が多く存在する可能性が高いです。子どもよりスマートフォンが大切なのです。

霊界の方たちに子どもが線路に落ちないようにとお願いして総武線に乗り換えました。この小さな美しい子どもの将来はどうなるのでしょうか。

2022年6月25日土曜日

老化を早めるもの

食べ過ぎは確実に老化を進めます。大食い分野の著名人を数年ぶりにテレビで見かけると、一目でわかる悪相になっていました。『南北相法極意修身録』には、たくさん食べることを自分の体を的にして矢を射る行為と厳しく書かれています。

暴飲暴食以上に老化を進めるのは性の禁欲を守らない行為です。男性、女性問わず性に対する接し方の違いが、外見・内面の老化に大きく影響を与えます。たとえば、海外の俳優で若いときに素晴らしく美しかった男性が、50代以降になると見る影もなく落ちぶれていることがよくあります。

本能に根差した欲求を満たすには特別の能力、才能、努力を要しません。手軽に手に入ります。ではその行為は本当に”無料”で手に入るのでしょうか。そのようなことはありません。必ず代償を支払わなければなりません。あらゆる快楽には代償があり、とりわけ大きな代償を求めるのが性に関するものです。大切な命を削る行為です。

肉体の欲望を満たしたからといって誰のためにもなりません。世の中をよくすることには何の影響もなく、一瞬の快楽のために自分たちの老化を進めてしまいます。特に男性の老化の速さに注目する必要があります。水野南北先生が、「修行が終わるまでは女性を遠ざけるべきである」と繰り返し言われるのをそう理解しています。

食の楽しみを追求することにはそこまで深刻な影響はありません。外食や安い食品を可能な範囲で避けていれば良いと思います。また、適度に運動やトレーニングで体を使えば大丈夫です。

しかし、性は結婚後に子どもを授かる時を除いて遠ざけなければなりません。いつまでも若く健康でいたい場合には厳しく生活を律する努力が必要です。

ところで、食や性の禁欲を厳格に実践すると堕落している人がすぐにわかるようになるのでしょうか。「この男性はいやらしいことばかり考えている」と外からみてわかるものでしょうか。確かに、不潔な考えをもつ男性が多いことは事実です。

女性の方は注意した方が良いです。女性には関心がないそぶりを見せていて、裏で何をしているかわからない男性が一定数います。少ない数ではありません。これはいくら注意してもしすぎることはありません。そのような男性と間違って結婚した場合、女性の人生が台無しになります。

女性は絶対に用心して男性に接しなければなりません。簡単に心を開いてはなりません。多くの女性には男性の性の欲がどんなものか正確には理解できず、外見にだまされてしまう場合があるからです。外見がよくてさわやかに感じても用心することです。口ではきれいごとをいいながら、本心は動物的な本能を第一に考えている男性が多く居ます。

しかし、日常生活で接していてその男性が性について不潔かどうか、わかる必要はありません。実はその人の発する雰囲気で直感的にわかります。また、フーチで波動測定するとより正確にわかりますが、余計なことまで調べる必要はありません。私たちは同僚の番人ではないからです。自分の行為だけを厳しく監視していれば良いのです。

2022年6月19日日曜日

毒だし中

インドの聖者スリ・ユクテスワ氏を尊敬しています。名著『聖なる科学』を読むと、いまの世の中の混乱がどのような意味をもつのかがわかります。人間の住む場は周期的に明るい世界と暗い堕落した世界とを循環しているようです。

そして、残念ながらいまの日本は暗い世界の時期にあります。


現在、スリ・ユクテスワ氏の教えに沿った厳格な生活を送っています。特に最近100日間は極限といえるほどまで生活を律しており、体のなかを生命エネルギーを循環させる気持ちで過ごしています。

ただし、急に頭が良くなることはありませんし、英語の習得度が上がるわけではありません。英語が出来るようになるには、この生活を1年以上継続して様子をみないと効果は不明です。

このような生活に伴い、体内毒素を排出する機能が強化されています。一時的な体のちょっとした不具合なども出ています。靴下が連続して破れるのもその一つです。人間関係でいえば、今まで苦手だった職場の中高年の男性、女性(みな一様に気が強い)とも対立せずに過ごせています。急に親切にされて驚くことも増えています。

また、筋力トレーニングとの相乗効果もあります。トレーニングは目に見えて効果が出てくるので、勉強より意欲を保ちやすい利点があります。100回程度の腕立て伏せや腹筋ならそれほど苦しくなく、もう少し負荷をかけたいところです。

毒だしはずっと続くものなのかもしれません。人から受ける悪いエネルギーは毒素として体内に蓄積します。生きている限り、さまざまな毒から逃れることはできません。

2022年6月18日土曜日

ウールのレッグウォーマー

ネパール製のウール100%レッグウォーマーを使っています。ウールは少し傷みやすいこともあり、就寝中か自宅に居る時に使用しています。厚さは十分で、上にシルクのレッグウォーマーをさらに重ねています。


夏の夜でもレッグウォーマーは必ず身に着けます。慣れると快適で、常に足元を温めることができます。冷えとり健康法で意外に見落としがちなのがレッグウォーマーの役割です。

ズボン下は最も探しにくいと感じます。綿100%白の下着ではかなりかっこ悪いです。以前冷えとりの話を従妹としていて、「そんなの今どき使う人居るの?」と笑われました。そういわれるのもわかります。また、絹100%のズボン下も同じでデザインが悪く、破れやすい欠点があります。

そこで、綿100%の上に化学繊維の柄物をはくなどして対応しています。また、トリンプやユニクロの柄物製品を1枚ではく場合もあります。まだ最適な形は決まっていません。

グンゼなどが綿100%で美しい製品を出してくれれば良いのですが、この分野の需要はないようです。

2022年6月17日金曜日

LEVI'S 501

LEVI'S 501はジーンズの基本とされる製品です。もっとも好きなジーンズの一つで長く愛用しています。はじめて買った米国流通モデル(ドミニカ共和国製)は7000円程度の安いもので、質はかなり悪いです。東京上野にある老舗のジーンズ専門店で買いました。リジッド(未洗い)の501を一度洗うと全体が薄い青色になってしまい、その後も綺麗に色落ちしません。生地は薄め(12.5オンス)で膝が破けました。いまは自宅用としています。

これからもし501を購入しようとお考えの方は、7000~8000円の米国ラインは絶対買わない方が良いです。どんなにジーンズ店がすすめていても、買ってはならない品質です。1回の洗いで色が急激に落ちるのは染めの工程が悪いからです。

その後、リーバイストラウス・ジャパンの501限定版を買いました。こちらは生地がまったく違います。コーンミルズ社のXXX9デニム(14.5オンス)という特別な生地を使っていて、ジーンズの裏面には黒の柄模様が入っています。このモデルはかなり小さく作られていて、通常の501より2サイズ近く小さく感じます。レッグウォーマー3枚でふくらはぎにあまりゆとりが残りません。

それにしても、米国流通モデルの501とはまるで別物といえる品質の良さです。これがあるのに多少安い米国モデルを選択する意味はありません。

時間をかけて徐々に色落ちが進んできました。やはりリジッド、リンスから育てるのが一番好きです。そして、ここから先はあまり色落ちしてほしくありません。ジャケットなどに合わせにくくなるからです。

まだ30年は着れそうです。ジーンズほど長く着用できる洋服はありません。そして、物を長く大切に使う水野南北先生の教えにもぴったり合います。

2022年6月13日月曜日

靴下8枚は必要ない

冷えとり健康法を始めたころすぐに効果を実感し、寝るときには必ず6~8枚履いていました。確かに足が痛くなるほどの毒だしで、冷えとり初期には多くの靴下を履くのも一案です。

しかし、ある程度冷えとりの年数を重ねてくると、重ね履きの枚数にこだわる必要はないとわかります。 特に昼間にその枚数を履くのであれば、靴が相当大きくなります。このような大きな靴はファッションの調和を著しく悪化させます。足元が目立ってしまうからです。洗濯も大変です。

そこで冷えとりが進んできたら、靴下の枚数を減らした方が良いでしょう。多くても4枚、普段は2~3枚で良いのではないでしょうか。その代わりにズボン下とレッグウォーマーを使います。

レッグウォーマーを重ね履きするのは効果絶大です。ふくらはぎは「第二の心臓」といわれます。私は年間を通じて毎日3枚のレッグウォーマーを履いています。使うのは絹、綿、アルパカ、ウールの製品で化学繊維のものは避けています。

特に使いやすいのはインド雑貨専門店で購入したアルパカ100%の製品です。ペルーで生産されたレッグウォーマーで冬は暖かく夏は涼しく、洗濯にも強くてまったく破れません。長く使うことを想定してかなりの在庫を所有していますが、最初におろした製品がまだ傷みません。これは驚異的な強さです。一生使えるのかもしれないと思い始めています。

アルパカ製品はやや薄手で、2枚重ねてさらに絹100%の製品と組み合わせて使っています。普段着るジーンズなどはレギュラーストレート、タイトストレート、テーパードストレートが多いのですが、3枚のレッグウォーマーとあわせて問題ありません。女性の方でスキニージーンズを着用されるのであれば、アルパカか絹1枚でちょうど良いと思います。3枚では裾がきつく感じるはずです。

細かくいえばジーンズ、パンツの裾幅が平置きで14センチ以下の場合は無理に3枚履かない方が良さそうです。男性のレギュラーストレートは18~20センチ程度の裾幅が多く、標準体重の方なら何枚履いてもきつくなることはありません。

冷えとりはさまざまな情報が出回っています。あまり枚数にこだわる経験者は気難しく、「2枚では意味がない」と軽視するかもしれません。上級者ほどそのような傾向がみられます。実際にはまったく問題ありません。2枚でも十分です。ただし、レッグウォーマーを可能な範囲で重ねると良いと思います。化学繊維を重ね履きするとふくらはぎがかゆくなりますから、天然素材の製品を使うことをおすすめします。

2022年6月11日土曜日

復職した同僚

原因不明の体調不良により8ヵ月間休職していた同僚が復職しました。いまだに原因はわからず、医師の診断は「適応障害」とのことです。

話しているとすぐに「コロナワクチンを2回接種して、その2週間後に急に体調が悪くなった。前から自分の体のことはわかっており、証明はできなくてもワクチンの影響だと思う。もう二度と受けない」と断言していました。仕事が忙しくて精神的に追い詰められていたわけではなかったそうです。

ワクチン否定派は一定数います。学生を対象とした調査でも、少なくとも15%は「受けない」と回答しています。

ところで、マスクは今後も必要と思われますが、新入生とのコミュニケーションが取れません。授業はほぼ対面で実施中です。マスクで顔が隠れて額も髪で覆われていると顔が見えにくいです。帽子や眼鏡をかけている場合には誰だかわかりません。このような状況は当分の間続きそうです。

2022年6月5日日曜日

たばこの害

昔たばこが好きで多い時には1日1箱吸っていました。特にZippoのオイルライターで火をつける瞬間が好きでした。

その後、社長命令で会社が完全禁煙になったのを機に禁煙に挑戦し、特に苦しまずに禁煙できました。早めにたばこと縁を切れたのは幸運でした。いまはまったく吸いたいとは思いません。

フーチで測定するとたばこには言われているほどの強い害は認められません。吸わない方が健康上好ましいのですが、吸っていてすぐに癌になるなどの危険性は皆無と出ています。実際には外食の害の方がかなり大きいのです。しかし、世の中全体が喫煙者に厳しくなっていることもあり、周囲にたばこを吸う人は見かけません。

マナーさえ守れれば吸っていても良いと思いますがいかがでしょうか。私はたばこはそれほど厳しく批判しません。ただし、人が集まっている場所で平気で吸う人たちがいます。COVID-19の感染拡大前に高校のクラス会が定期的にあって、参加すると何人もの男性が誰にも断らずにたばこを吸ってしまい、洋服がたばこ臭くなるほどの煙で部屋が満たされます。

どうしてこうなるのか不思議ですが、同級生たちのこのような行為からは高校時代の爽やかな雰囲気は少しも感じられません。お酒とたばこは適切に楽しめば良いのでしょうが、それができないと人を堕落させるという点で怖い存在と思います。