『修身録』の徹底した実践で経済的なゆとりが出る、と水野南北先生は指摘します。現在筆者は特にお金に困ることはありません。フーチで測定すると「粗食に徹したことが経済的な価値を生んだ96%の要因である」と出ています。それが真実かどうかはよくわかりません。
しかし、いつも食べ物に強い関心をもって「ここに美味しいお店があるから出かけよう」と食を楽しんでいたら、徳を失う行為となるため経済的に豊かにはなれません。原則として、食を楽しむことを慎まないと人生は悪い方へと向かいます。給料の多くを外食に注ぎ込むような人は、一生お金に苦労します。
さらに、男性は女性ばかりに関心をもって、次々と声をかけて関係を持っていたら経済的に困窮します。そして、もっと悪いのは性エネルギーをどぶに捨てるような行為で一気に老化してしまうことです。男性の老化現象は老眼と白髪の2つです。まだ40代・50代でこれらの症状が出るならば性エネルギーの保存を考えた方が良いです。
もちろん、経済的に豊かになるといってもあくまでも困らない程度のものです。必要以上のお金をもつと、ろくなことになりません。欲深くお金を貯めていては、いつかすべて失って働いた分が無駄になる懸念があります。お金に執着するのも、食欲と性欲が強いためです。
食と性の節制しかありません。困窮するのを人のせい、世の中のせいにしてはなりません。生き方の問題であり、本質は自分に原因があると考える必要があります。いつも食べ物と女性のことを考えているような人は、決して豊かにはなれません。世の中の構造がそうなっているからです。
また、社会保険・健康保険を「払っているのだからもらって当然」とばかりにどんどん使っている人は経済的に困窮します。そのようなお金は世の中のためにあるのであり、自分が必要以上に受け取ると必ずその負の結果が返ってきます。すべては因果律です。必要でもない薬を大量に受け取って、自己負担がわずかである状況を喜んでいて健康になるはずがありません。

