2024年1月1日月曜日

緊迫感

2週間後に控える大学入学共通テストの監督は朝から一日中緊迫感に包まれます。まだ朝の開始の時点では各大学の教員たちも比較的静かなのですが、途中からどなり声が飛び交います。

会場大学の教員だと思うのですが、ある女性からひどい対応を取られた経験があります。朝はにこにこ顔だったのに、夕方にはとげとげしくてどうにもなりませんでした。忙しくなって気性が荒くなるのは魂の水準が低いことの証です。私があなたより若く見えるからといって舐めてもらっては困ります。何の努力もしていない中年女性とは違います。

忙しくて文句をいう人は、最初からその仕事に携わらなければ良いのです。代わりはいくらでもいるからです。自分だけが仕事をしている気になってはいけません。

どれだけ平常心でいられるかが試される場です。受験生たちも途中退室があったり、お茶を大量にこぼしたりといろいろあるので気が抜けません。この試験が終わった次の日が他大学での講義で1日移動にかかるため、いまからその準備をしておく必要があります。しかし、試験監督の方がずっと厳しい職務です。

このように考えているだけで滅入ってくるのは、まだ修行が不足しているためです。とはいえ、通常の神経ではなかなか対応できない仕事です。大胆にならないと駄目です。何を言われても気にしない度胸が必要です。

食の節制

新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

大晦日は特別扱いせず、夜の12時前まで仕事と勉強をしてその後40分間の西野流呼吸法を実施し、深夜1時に就寝しました。筋力トレーニングは休みました。

近年NHKの紅白歌合戦はほとんど観ていません。筆者が現代の音楽から離れていて、魅力を感じない作品が増えています。ただし、司会の女優 橋本環奈さんの話す様子をみて、相当節制して臨んだ様子が伝わってきました。橋本さんは日本では1000年に一人といわれる逸材で、その滑らかで正確な日本語能力にも驚かされます。心はいつも安定していて、穏やかで明るい資質をお持ちです。

今年は基本に立ち返り、出来る限り食の節制に取り組む予定です。食への修行が終わったために中食、外食を多少楽しんでみましたが、楽であっても美味しいと感じるものはわずかです。特に市販のお弁当類は高い商品でもすべて美味しくありません。舌が敏感になればなるほど、お弁当類に価値を見出せなくなります。かつて魅力的だった1200円以上の高級海苔弁当は、久しぶりに購入するとまったく価値を感じませんでした。

体重は49キロを守っています。筋肉がついても体重そのものに変化はなく、現時点では49キロが最善の体重です。少し節制すると48キロ前後に落ち着きそうな気配です。

もう一つの目標として、英語学習の強化です。発音と抑揚だけがよくなってもまだ実践には弱いです。昨日は方針を変えて、最初から字幕なしで『若草物語』を途中まで観てみました。英語字幕を追いかけて勉強すると疲れてしまうのと、結局字幕に頼りすぎてしまうためです。

この学習方法はあまり一般的ではないものの、近年注目されているようです。映像と音を楽しむように心がけます。『若草物語』は1949年の作品です。このあたりの年代から1960年までがアメリカ映画の全盛期と考えています。気品のある作品がそろいます。エリザベス・テーラーさんも登場します。

海外ドラマでは『ゴースト 天国からのささやき』が簡潔な英語で学習に良いと聞き、内容がスピリチュアリズムと接点があるためAmazonでシーズン1だけ購入してみようかと思います。死者の声が聞こえる『トゥルー・コーリング』は現代風の作品で、あまり繰り返し観ようとは思えません。ゴーストはどうでしょうか。

普段はニュースや学術的な英語が基本です。今年は硬い文章だけでなく、映画やドラマで少しくずした会話にも触れます。

2023年12月29日金曜日

今日から休み

今日から年末年始の休みです。車で実家に戻ってきました。久しぶりに高速道路を長時間走ると、電車のありがたさがわかります。首都圏中央連絡自動車道は走りにくいです。特に片側一車線(対面通行)の部分が長くて緊張を強いられます。

立ち寄ったサービスエリアは大混雑でしたので、10分間休んであとは走りどおしでした。昔は車の運転が好きでいくらでも走れました。いまは近場しか走る機会がなく、長距離は大変です。

到着後も予定どおり勉強しています。今日が連休最終日と仮定して気を抜かないようにしています。来年度の講義予定(シラバス)もすでに昨日提出しました。今回は迅速に済ませました。ただし、まだ大学入学共通テスト前日のホテルを予約していません。試験監督が憂鬱でこちらは対応が遅れがちです。あの試験監督は数回経験しているのですがいまだに楽になりません。

2023年12月28日木曜日

学歴社会

いまだに日本は学歴社会、レッテル重視の社会でこれからもその傾向に変化はありません。大学に勤務していてつくづく日本は学歴社会であると感じます。

しかし、どこの大学を出てもそれほど大きな違いはありません。会社に入ってからは大学名など誰からも聞かれませんし、知ったところで「そうですか。優秀なんですね」で終わりです。それ以上誰も関心は持ちません。

問題は大学に入学してから、卒業してからどう過ごすかです。入るときだけ頑張ってみても、一流大学のレッテルが手に入るだけです。それは本人が思うほど価値があるわけではありません。もっと大切なことは人生にいくらでもあります。たとえば健康やその人なりの美しさのほうが価値があるのではないでしょうか。

それでも受験勉強に頑張れたというのは大きな成果です。その点だけは評価に値します。ただし、難関大学に入ったからと言って周囲を見下したら、あちらの世界から見放されます。そのような知的傲慢さに満ちた人に、たいした仕事はできません。

職場の忘年会

今年も職場の忘年会はありません。良かったです。会費は給料から天引きされているのですが、COVID-19が広まってからすべての飲み会が中止となり、もともと出席率が低かった私には好都合です。

普段ひとりで節制している人であっても、忘年会でお酒と豪華な料理、他人の悪口などにさらされてしまった場合は魂の水準を落とします。その場にいるだけでも負のエネルギーを背負います。どんなに気を付けていても悪い影響を受けやすいので、可能なら職場の会合は欠席するのが良さそうです。

それでも仕事の一環として参加しなければならないこともあると思われます。ひとつの対策としては、忘年会のある週に1~2日程度の断食を実施することです。また、参加してお刺身や大型の魚料理が出てきたら、決して口にしないことも大切です。「魚アレルギーで」といえば角が立ちません。お酒は少量なら問題ありません。

一番の害は悪口、うわさ話を聞くことによって受ける低次の波動です。これは避けようがありません。対策としては西野流呼吸法を実践してから参加するくらいでしょうか。ただし、完全に防ぐのは不可能です。

もちろん、信頼できる仲間とだけの会合であれば良いです。負のエネルギーが生じない場であるからであり、体に悪いお店は事前に交渉して避けることができます。

年末年始に節制できると理想的です。皆が遊んでいるときに節制すると自分への信頼感が増します。

2023年12月24日日曜日

脳に刺激を与えない

頭脳と精神の健全さを保つには、脳に強い刺激を与えないような配慮が必要です。現代社会はさまざまな刺激にあふれています。それらを毎日のように浴びていて、脳に悪影響が出ないと考える方が不自然です。

近年は学生と接していると心配事項があります。10代後半から20代前半でも擦れてしまっており、純真さがきわめて少なく感じます。筆者の方がよほど純粋な要素をもっていると自信をもっていえます。

食と性の刺激、スマートフォン、ゲームなどの情報で脳が打撃を受けています。脳の機能が低下すれば、当たり前のような判断さえできなくなります。

いったいどこから着手したらよいのか途方にくれます。いっそのこと、極限まで落ちてみることが必要です。そこで気づく人がどの位存在するかです。まだ若者には気づくだけの力が残っていると思っています。

『修身録』は身を正すための基本書です。いまの時代には全員にとって必読書と考えています。まずこのやさしい基本からです。『シルバーバーチの霊訓』は『修身録』が身についていないと理解できません。というよりも、純粋な心がないと理解不可能な内容です。堕落した人には何ら効果をもたらしません。

精神でみた暗黒の時代は当分は続きます。上昇するのに数百年の時間が必要です。わずか10年で素晴らしい地上天国が実現するはずがありません。10年は永遠の時の流れからみたら瞬きする時間よりもっと短いからです。

2023年12月22日金曜日

早送りで理解

COVID-19の感染拡大により、大学の世界にも一気に動画配信による授業が広まりました。最近はオンデマンドで好きな時間に聴けるようになっています。問題は視聴する側にあります。

有名大学の学生でさえ、動画を早送りして聴くというのです。説明の間が無駄と感じるそうです。あきれました。大学での学びはそんなに単純なものではありません。必要な箇所だけをつまみぐいしてわかったつもりになるのは傲慢です。

真実はじっくり考えるなかで少しずつ身に付きます。何でも速い方が良いわけがありません。そんな学びを重ねた「学生」が一流企業に入っても単に流れ作業の仕事しかできないでしょう。第一、真心がありません。それだったらロボットの方がまだかわいいと感じます。

「もうわかったから早く進めてほしい」と自称優秀な学生はいいます。そのような表面的な優秀さで固めたメッキはすぐにはがれてしまいます。長持ちしません。数十年の年月に耐えうる知力はゆっくり得るものです。教える側も忘れてはならない点です。私が黒板にこだわる理由はそこにあります。

炎で鍛える

心の師とする一人がインドが生んだ偉大なる哲学者スリ・ユクテスワ氏です。その厳しい言動の中心には愛があり、弟子のためを思って厳しく指導します。炎の厳しさに耐えられず、気楽な先生を求めて離れる弟子が多く出てきます。これがスリ・ユクテスワ氏の変わらぬ方針です。

すぐに褒めてくれる指導者、お笑いのように冗談ばかり言っている指導者に人気が集まるのは世の常です。ユクテスワ氏のように厳しい指導はつらいので根性がないとついていけません。

心にいつもあるのは厳しい指導です。しかし、寛容が必要であり極力抑えて指導する必要があります。甘やかされて育った若者たちには熱い炎は耐えられません。ユクテスワ氏の指導に比べれば、筆者の教育指導は適温の温泉程度です。

昨日の1年生ゼミは報告担当者4名が全員無断欠席でした。それそれが個人で報告する予定でした。前代未聞です。ここまで堕ちた学生が社会に出て苦労するのは目にみえています。ひどい時代となりました。勉強はしたくないのかもしれません。そしてスマートフォンばかり操作しています。ある先生は「スマートフォンは21世紀のアヘンである」といいます。

せめて自分の出身大学の水準であればもっと良い学生がいるのでしょうが、そういっても始まりません。現状を直視し、できそうなことを探してみます。単に給料が入るから良いという話では決してありません。手ごたえがなければ生きている気持ちが生じません。

2023年12月19日火曜日

女性に期待

少し厳しめのことを書きましたが、女性のことを思ってあえて指摘しました。筆者にとって、男性と女性では明らかに女性との方が良好な関係を作っています。男性からは反感、敵対の言動をとられる場合が多々あります。筆者をライバルとみなすからでしょう。時には小学校に入る前の小さな男の子に攻撃されることもあるのです。それに対して女性は通常やさしい心で対応していただいています。子どもから大人まで年齢を問いません。

フーチでの波動測定では、今日の時点で日本で新しい友人になりうる人は物理的に近い距離のなかで6人しかおらず、そのすべてが女性と出ます。そう望んで測定しているわけではなく、ここにある程度の真実が反映されていると思われます。

女性がいつも感情を穏やかにして過ごす努力を怠らなければ、社会で相当活躍するようになるはずです。外で働いていても極力外食をしない努力が必要となってきます。お酒はできれば飲まない方が良いでしょうし、婚前交渉も倫理的には好ましくありません。そうして生活していれば、きっと女性本来の魅力が発揮されます。そして、女性のやさしい特質は寒々とした世の中に温かみをもたらし、子どもを育てるときには愛情が十分に注がれます。

本来女性は偉大で美しい存在です。男性にはとてもかなわない長所を生まれつき持っています。そうであるからこそ、堕落した攻撃的な女性には生来の良さを取り戻してほしいものです。シルバーバーチ霊がいうように、聞く耳を持つ人にはいつでも手を差し伸べる準備ができていなければなりません。

2023年12月17日日曜日

純真さを求める

霊訓の世界と地上世界の距離は広がるばかりです。シルバーバー霊の話もイムペレーター霊の話も、突き詰めると同じ結論に到達します。要するに自然法則にしたがった生き方を追求すれば、すべての問題は解決します。

ところが世の中は複雑で不要なことを求めます。そのような人が上に立ち、人々に聖人と仰がれます。しかし、実態は違います。本当に大切なことは人類がみな同胞であり、私たちは同胞のために役立つようなことをひとつでも実践する役割があると気づくことがもっとも大切です。そのためには高学歴や最先端の技術、莫大な資本は必要ありません。

もっともっと発展途上国の子どものような手垢のついていない純真さが必要です。日本の子どもはすでに純粋ではありませんから参考にはなりません。そして、自己の間違った判断で是非を判断する姿勢を改めなければなりません。それには少なくとも数百年単位の歳月が要ります。

霊訓の世界に接すると霊的エネルギーが注入されます。しかし、地上の人間がますます疎ましくなってしまう弊害があります。孤独が加速するという意味です。霊訓の世界があまりに美しいので、汚い地上が嫌になってしまうのです。それは自分が進化していることの証である一方、そこで周囲を見下すと霊的にみて落ちていきます。したがって、どんな時にも自分の心を強く監視しなければなりません。自分には最高の厳しさをもって、周囲には寛容の精神で接するーそれが現在最大の課題です。