2021年9月12日日曜日

アニメにおける抗争

シルバーバーチ霊は悪の勢力に対して暴力で応じるのは、憎しみが憎しみを呼ぶだけで解決にならないと繰り返します。 

一方、アニメの世界では善と悪との果てしない抗争が良く描かれます。人間世界の永遠のテーマであり、主題として取り上げやすい面があります。そして、アニメでは悪を完全に消滅させる主人公たちの活躍ぶりに魅力を感じます。

荒木飛呂彦氏の『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』は最近知った作品です。荒木氏のとてつもなく高い能力が伝わる渾身の作品との実感があります。

率直に言って日本のテレビドラマ、映画にほとんど魅力を感じませんし、実際に観る機会は皆無に近いです。しかし、時々運よく触れるアニメはその崇高な精神と独創性の高さに感動します。日本のアニメは世界最高峰といわれるのがよくわかります。

『黄金の風』の舞台はイタリアです。その美しい街並み、登場人物たちの個性的で輝く姿に魅了されます。ギャング組織内での抗争を描いた作品で、登場人物の多くが「スタンド」と呼ぶ特殊能力を持ちます。スタンドは人の背後についている特別な力を発揮する存在です。

(主人公のジョルノ・ジョバーナ 出典:「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」公式サイト)

善の力と悪の力とが拮抗して死闘が繰り広げられます。主人公のジョルノ・ジョバーナはわずか15歳ながら大きな器を持ちます。礼儀正しく言葉遣いは丁寧で、敵にさえ悪態をつきません。正義感に満ちた行動をとり、人類の手本といってよい存在です。

部分的にしか観ていない作品ですが、奥の深さと哲学とを感じさせます。もっとも、様々な点から子ども向きの作品ではありません。視聴者の中心は大人と思われます。

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