この作品には現代の映画作品が失ったすべての大切なものが描かれています。やはりオードリー・ヘプバーンさんの高貴な美しさが最大の魅力です。現代の映画界にこれだけ美しい人は存在しません。
また、作品の背後にある哲学が深く、品位ある作品に仕上げられています。ここまでさわやかで美しい恋愛作品は現代にはありません。いまの時代の作品は、みなドロドロしていて気分が悪くなります。それに対して『ローマの休日』は、さわやかな心地よさと感動とが味わえます。特に終わり方が素敵です。
『ローマの休日』は1953年に公開されました。人間はこのように美しい存在であったのだなと強く思います。脇役のアーヴィングさんが最高に良い人です。この映画で一番好きな人物がアーヴィングさんです。王女とお別れするときに、スクープ写真を渡す行為にアーヴィングさんの霊性の高さを感じました。
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