2022年10月8日土曜日

長く続ける

食の禁欲は長く続けると食欲から完全に開放されます。つまり、美味しいものをいつも食べたいとの欲求はほとんどなくなります。これは喜ばしい効果です。この段階に至ると、水野南北先生の粗食道を難なく生涯続けることができます。

そのためには少なくとも10年は厳格な食の節制が必要とみています。これで一通りの修行が終わり、その後はたまに外食をしても大丈夫です。ただし、修行中は特別な日、たとえばお盆やお正月などを除いて、厳しく食事を制限しないともとの食生活に戻ってしまいます。甘えは許されません。外食は年に3回までと考えます。

もうひとつの禁欲である性については男性の観点から述べます。これは食ほど簡単な話ではありません。というのは、長い期間にわたる禁欲は、性機能が低下する危険性が高まるからです。今年はとりわけ厳しく節制していて、性機能の低下を強く感じるようになりました。性は生命力の根源であり、あまりに弱まるとさまざまな行動の意欲を低下させる一因になります。

もし結婚を控えている男性であれば、数ヵ月から半年以上にわたる禁欲はしない方が良いと思われます。1ヵ月程度の短く楽な禁欲が良いのではないでしょうか。結婚する予定があって厳しく禁欲をする場面は想像しにくいかもしれませんが、念のため触れておきます。また、それ以外の場合でも半年から年単位での節制は、常に機能不全のリスクが伴うことを知っておかなければなりません。

基本的には厳しめの禁欲が好ましいでしょうが、行き過ぎた時にどんな問題が生じるかは年齢や諸条件によって違ってきます。全員に共通する性の真理は存在しません。

まだわからないことが多くあります。確かに禁欲は必要な習慣ですが、機能が弱まると行動力の低下につながります。機能を保ったままの禁欲を目指すのが理想であると考えます。ただし、下品な映像を観てはならない方針に変わりはありません。脳に強い印象を残す映像は毒となって体に回ります。女性の集まる場所に近づいてはならない点もごく基本事項です。

一方、食欲は弱くなって何の問題もないばかりか、仕事や勉強がはかどる好材料となります。そもそも10年以上節制しても食欲はなくなりませんから心配はご無用です。そして、能力の開発という点では食の禁欲が第一であり、さすがに南北先生は真実を把握されています。これは2つの禁欲を徹底的に実践して最近わかったことです。それでも食を慎んだとしても、本人の才能の範囲内で能力が発揮されるだけです。

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