2024年5月5日日曜日

10分間で語る

藤子不二雄A氏の『笑ゥせぇるすまん』は10分間で完結する話がほとんどです。10分間でこれだけ深い内容を伝えられる人は誰もいません。

ブラック・ユーモアといわれますが、そのようなありきたりの言葉でくくれる作品ではありません。 大変に考えさせられます。毎回主人公である喪黒氏は厳しく人を罰します。この厳しさは時に不条理に感じながらも、多くの場面で身が引き締まる思いがします。罰せられた人を「おろかで弱い人だ」「不幸になるのも仕方がない」と笑える日本人が果たしているでしょうか。喪黒氏は人間の弱さを天にかわって指摘しているかのようです。

一方、『修身録』の水野南北先生は本当に厳しい言葉を書き連ねています。この厳しい炎に耐えられなければ、仕事やその他の分野で成功することなどありません。修身録における厳しい一連の指摘には、笑ゥせぇるすまんとどこか重なる雰囲気があります。とても興味深い点です。

笑ゥせぇるすまんは公式サイトで週に3回更新されています。ご関心のある方には視聴をおすすめいたします。特に男性の方に観ていただきたい話が多々あります。これを観て、女性への接し方には細心の注意を払わなければなりません。自由に楽しめば幸せから遠ざかります。

ただし、自分を含めて誰も実践できないような厳しすぎる禁欲をすすめることはしません。地上時代のイエス・キリスト様のような水準で生活できたら、もはや人間ではありません。人間としてちょうどよい厳しさの禁欲、自分なりの限界に近づける禁欲のレベルは、それぞれ自分で設定する必要があります。それは年齢や健康状態、体の機能によって違ってくるため一律に決めることはできません。

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