しかし、職場で理屈ばかりを重ねる中年男性や、かわい子ぶっている女性(教員など)には手厳しいです。前者にはふざけるなといわんばかりの接し方をして牽制する場合があり、後者には「あなたには何の関心もないし、率直にいって少しもかわいくない」と毅然とした態度をとる時があります。
禁欲を実践していると他人、特に女性に好かれようなどと思わなくなるので、常に自分の本心を大切にします。顔色をうかがってへりくだった態度などは取りません。「慇懃無礼」が一番嫌いな言葉です。また、巧言令色少なし仁で、流暢にしゃべる軽薄な男性は軽蔑しています。
性の禁欲をする男性の間で、女性に好かれたいから始めたとの声をよく聞きます。そのような低次元の欲望で実践していても、きちんとした女性から好かれるのは永遠に無理です。そして、きちんとした女性はかわい子ぶったりはしません。
このような強い考え方をする人は和を大事にする日本社会では少数派です。大学は仲良しクラブではないので、誰とも親しくしないくらいが良いです。それでもまだ他人に甘いところが多々あります。たとえば学内でセクシュアルハラスメント、パワーハラスメントはたびたび生じて該当者を罰していますが、私としては過度に厳しく罰する必要はないと思っています。その人に反省の機会を与えれば十分です。
他人よりも自分自身に厳しく接するのが良いです。いまの日本は何か問題が生じると人を徹底的に追い込みます。間違いを犯した人を、容赦なく批判する人の姿は鬼より怖いです。そんな怖い人間には決してなりたくありませんし、禁欲を大切にする人はそうなるはずがありません。
どんな時でも、まずは自分を厳しく罰することです。他人には寛容にならなければなりません。ただし、悪を見逃してよいという意味ではありません。
0 件のコメント:
コメントを投稿
記事へのコメント、フーチ(振り子)を使った波動測定のご希望などはこちらにお願いします。