2023年6月10日土曜日

食の禁欲、性の禁欲

食の禁欲、性の禁欲はともに大事です。どちらがより難しいでしょうか。男性の立場からいえば、一般的に性の禁欲の方が難しいと考えます。

食に関しては時間さえかければ必ず一定の水準にまで行き着きます。つまり、食欲がさほどない状態がいつでも保てるようになります。水野南北先生の教えを10年間継続できれば、もはや食欲はまったくないといえる状態が手に入ります。それでも10年続く人は1000人にひとりも居ません。

最近は食べ物への誘惑は少しも感じません。中食は試してみてすぐに飽きてしまいますし、わざわざ数千円も出してさほど美味しくないものを買おうとは思いません。

しかし、ほとんど断食に近い状態が2日以上続くとうっすらと、時に確かな食への欲求が戻ってきます。食欲は無くならないので何の心配もありません。空腹を感じたら適量食べるのが一番です。それで体重が減らないのであればそれが当人にとっての適量です。

ただし、たんぱく質の摂取が不可欠です。体重によらず、少なくとも1日30g以上は必要です。また、塩の量が足りないとさまざまな問題が起きます。粗食で塩の摂取が減っているので気をつけたいと思っています。

一方、男性の性の欲求は若くて健康である場合、そのままにしておくと強く出る傾向があります。その強さは過去の偉人たちが認めるところであり、それを創造的な活動に転換することではじめて世の中を良くする仕事や勉強ができます。

ナポレオン・ヒル博士が指摘するように、偉人はこのようなエネルギー転換を意識的に行った人ばかりです。たとえば、宮沢賢治氏は厳格な性の禁欲主義者でした。

ここでエネルギーをどう転換するのかが問題です。手順のような記述は書物に記載されていません。したがって、自分で注意して体内にエネルギーを循環させるよりほかありません。性エネルギーは年齢が上がれば自然と収まってくるとされるのですが、若いうちから体内を循環させる方法を自分なりに習得しないと凡人で終わってしまいます。50歳を超えて性エネルギーが弱っている段階で禁欲しても残念ながらたいした意味を持ちません。

この性のエネルギーが高まり始めるのは中学校2年生頃からです。小学生よりも性のエネルギーが高まってきた頃の方が、能力が飛躍的に高まります。中学生、高校生で何をやっても自分で納得のいく結果を残せるのは、このエネルギーを活用した場合です。受験で1年、2年浪人したとしても、次々と新しい知識が頭に入ります。仮に一流大学に合格できなくても、自分では天才的な頭脳と思えるほどの力が内から湧き出てきます。すばらしい性のエネルギーです。

この時期にエネルギーを無駄にしないで節制した男子生徒は、明らかに女子生徒より大きな成果を上げます。それは生命エネルギーの偉大な力です。

それでも受験は特殊な能力を筆記試験で測定するだけの内容であり、一流大学に入れたかどうかは問題ではありません。自分の手ごたえが大切で、紙の試験だけできて平凡な人はいくらでも存在します。

神童といわれながら20歳を過ぎてただの人になってしまうのは性エネルギーを無駄にしてしまうからです。間違いありません。本当は天才だった人も、跡形もなく落ちぶれてしまいます。そのような意味では怖いエネルギーです。

男性は生涯にわたって性エネルギーを温存しなければなりません。あえて金額に換算すれば、1億円の資産を持っているのと同じくらい大切です。それほど人生を決定づける要素です。

しかしながら、若干の弊害があります。女性への関心が失われるため未婚率が高まることです。日本の男性全員が実践したら少子化どころの話ではありません。ただし、その心配は少しもありません。長期にわたる禁欲は99.9%以上の男性が実践できないからです。それくらい高度な精神力が必要です。また、続けていると生殖器の機能が確実に落ちてきますので、何を優先するのかを考える必要性が生じます。場合によっては結婚をあきらめる人も出てきます。

さらにいえば、婚前交渉はエネルギーの損失でしかありません。本当の愛は肉欲を超えた次元にあるからです。特に高級な霊界からみれば、結婚前の肉体の交わりには何の意味もないでしょう。

突き詰めれば、食と性の禁欲しかありません。二つとも楽しんでいたら動物以下の存在に堕落します。動物たちは好きな相手といつもくっついているわけではありません。性欲のバイオリズムのなかで適度な関係を保っています。ところが人間はどうでしょうか。慎み深いことは大変な美点であり、これは宗教とは何の関係もなく実践できます。道のりは果てしなく遠く厳しいです。そして、何が正しいのかは自分で検証しながら進めなければなりません。他人のいい加減な体験談などは害にしかなりません。余計な情報を発信している人ほど、自分では実践していません。

本ブログでいう内容も筆者が考える禁欲であり、自分のスタイルを経験を通じて確立することが求められます。

長く乗る

車は好きで長く乗っています。唯一の趣味であることから2台保有しています。日本のスポーツカーとイタリアの小型車です。ともに5速手動変速機を搭載しています。

現状ではまだ大きな問題はありません。車体の錆は国産車の方で発生していて、経年劣化で仕方がありません。イタリア車は意外にもまったく故障すらせず、維持費はかかりません。塗装は少しはがれてきました。

乗れるところまで行きます。そして、そう遠くないうちに1台に減らす予定です。もし維持費がかかりすぎるほどに修理が続いてきたら、あきらめる時期です。その時には気楽に乗れる国産車1台にして、新車から30年近く(可能ならそれ以上)乗る予定でいます。

どうしても譲れないのは手動変速機であることです。エンジンの魅力を最大限に引き出せるからです。オートマチック車ではどれも皆同じに感じてしまい、運転していて退屈で眠くなります。

国内の車種でマニュアル車はごくわずかしかありません。最有力候補はHONDAのCIVICです。街乗りでは大きすぎますが、1台ですべてまかなえるのと、20年先に運転していても落ち着いた外観でおかしくないことです。あまりかわいい車や尖ったスポーツカーでは20年先に乗っていると若づくりしているようで無理があります。それに男性の場合、かわいい車は選択肢に入ってきません。

電気自動車への移行はまだかなり先の話です。自動運転はどうでしょうか。レベル5の水準に至るには相当長い時間が必要です。

2023年5月28日日曜日

節制

数ヵ月間公園に出かけず、週末の外食や中食を除いては気分転換が皆無となっています。水野南北先生がどこまで節制されていたのかは想像の域を出ませんが、ぼぼそれに近いレベルで節制していると考えます。

そんななか昨日久しぶりに映画を観てきました。再度鑑賞券が当選したためです。映画は多少疲れますし楽しむのに時間が多く必要となりますが、気分転換になりました。鑑賞券の当選はCOVID-19が広まってから6回目です。奇跡的な当選確率(約60%)です。忙しくて1回無効にしてしまいました。

そこまで節制しても仕事や勉強の成果は目標にはほど遠いです。しかし、不思議と悲観はしていません。ただもう続けるしかないとの気持ちが常にあります。この限られた小さな能力で生きるほかありません。

しかしながら、いまの生活がどこかで破綻する懸念がないわけではありません。それを避けるには、公園に1ヵ月に1度程度は紙飛行機を飛ばしに行った方がよい、または外出した方が良いとも思い始めました。というのも、紙飛行機に出かけていたときの方が張り合いがあって心身が元気だったからです。また、性の禁欲で男性としての機能が失われそうな雰囲気があるのも気にしています。

何が正解なのかはわかりません。このところあまりにもさまざまな欲がなくなりすぎてしまっていて、たとえばずっと食べないでいられる状態です。平日はほとんど食べなくても問題なくなっています。体重は少ししか減りませんから不安視していません。

また、何か買い物しようとお店をのぞいても、購買意欲が起きません。ジーンズだけはとても好きですが、EVISUの新しいジーンズが欲しいという気持ちが起きてこないわけです。最近買うものといえば経営学や英語の本だけです。お金が減らないはずです。

もう少し様子をみていきます。欲はなくなっても、感性だけは小学生や中学生のころと変わりません。職場の同僚との関係は可もなく不可もなくです。目標にしたいほどの実力をもった同僚はいませんし、学外をみても同様です。誰も魅力あるようにはみえません。英語だけ抜群に出来る人は何人かいますが、それだけの人です。

学生のことは決して嫌いではありません。職場の大学では女子学生の方が資質が良く、元気に反応してくれます。まだ同僚よりは学生の方が接していて学ぶ要素を備えています。発想が若いからです。

節制が仕事や勉強での成果につながりにくくなっているのが動機づけを弱めています。まだ先は長いので、熱意を失わないような心がけが大切です。

勉強で観ている海外ドラマはお気楽で深刻さがありません。米国人の良い資質を感じます。それに登場する俳優さんが皆さんとてもかっこいいです。外見の美しさは欧米の方たちが世界最高峰です。いまの心理状態では気楽で綺麗な米国作品にもっと触れた方が良さそうです。古い映画も再発掘してみます。

2023年5月21日日曜日

お粥の魅力

また平日に軽めの断食を3日間実施して生活し、1.5kg体重が減少しました。週末に50kgまで戻る体重は平日の粗食で48.5kg前後まで落ちます。それを土曜日、日曜日に回復させるのがひとつの基本パターンとなっています。筋力トレーニングは負荷をかけすぎず、腰を痛めないよう注意しながら取り組んでいます。

普段利用する飲食店などは、すべてフーチで測定して安全性を確認しています。波動測定では現実の数字よりも強く出る傾向があります。たとえば、あるファストフード店の料理を測定すると、1回食べるだけで寿命が数年、数十年縮むと出る場合が少なくありません。

これは1度食べただけでそこまで寿命が縮まる意味ではなく、食べ物の毒性の強さを示しています。測定する際に自分の偏見や思い込みが無いのであれば、数字は比較的正確に出ます。

自宅で作る料理として最高峰にあるのはお粥です。土鍋を使ってお米からゆっくり炊く必要があります。少し手間がかかりますが、味と健康への貢献度は最高です。白いお粥が一番好ましく、どんなおかずにも合います。

以前1年間にわたって、平日のすべての食事をお粥にした経験があります。そのときには職場に毎日お粥を持参していました。いまはお昼を食べません。もし時間にゆとりがあれば、朝に土鍋で炊くお粥が健康に最適なものと判断しています。毎朝4時過ぎに炊き始めるので忙しかったです。

お粥を作る前には、手作りのお弁当に白米と高野豆腐を持って行っていました。高野豆腐は3日分まとめて作ります。いま考えるとよく作っていたものだと自分でも思います。それだけ水野南北先生の方針を忠実に、必死に実践していたわけです。

江戸時代は白米ではなく麦でしたが、現代では白米で問題ありません。玄米はよほど好きでない限りおすすめできない食材です。体内で消化するのに負担がかかるからです。

2023年5月16日火曜日

マスクを着けて

マスクのある生活が3年続いて、着用が前提になっているためなかなか外す気持ちが生じません。

マスクで人は実年齢より若く見えるのでしょうか。一概にいえませんが、以前新聞記事で専門家のコメントを読んでいたら「人はマスクを着けた他人の顔の一部分だけで見えない部分を想像するので、実際よりよく見える場合がある」とのことでした。

筆者はこの3年間で何度か実年齢よりかなり若く間違われています。

とはいっても本当のところは自分ではよくわかりません。おそらくマスク姿では、目と額、髪の毛が全体の印象を強く決めます。そのあたりが若いからといって全体を想像すると予想が外れる可能性はあります。

基本的な食事とその他の節制には、誰が実践しても若く見せる効果はあると思います。その心がけ自体が他の人と違う水準にあって、全体のオーラや雰囲気に出るからです。ただし、見た目だけでは駄目で、声が若くないと若くはみえません。声は若々しさを決定づけるきわめて大きな要素です。

健康で心も健全であれば、その人なりの若さが出ます。そこに食と性の禁欲を実践するひとつの意義があります。水野南北先生は、食の徹底した節制が一番大切であると説きます。10年続けば多少は違ってくるのですが、1年程度の節制ではほとんど変化がありません。長く続けられるかどうかが鍵で、原則として一生続けなければなりません。

2023年5月14日日曜日

体重の動き

連休が明けてからの節制で、体重は1.5~1.8kg減少しました。いまの体の状態では、食べ物の量を出来る限り増やしても体重が増加することはほとんどなく、逆に食事を減らすと1kgはすぐに軽くなります。

おそらく代謝が良いのが理由と思われます。そこで、49kgを切らないように食事量を維持するのが妥当と考えます。これは水野南北先生の『修身録』を念頭に食事をしていれば問題なく達成できる水準です。

体重そのものは気にしません。数字ではなく、実際に口にする食事の量と内容が大切です。1日1回だけの食事であっても、多く食べては意味がありません。それなら2回で少量ずつにした方が良いです。

お酒はまったく必要性を感じません。南北先生はお酒が好きで適量を守って楽しんでおられたようです。適量を超えなければ問題はありません。

好きなお菓子はなるべくなら食べない方が良いです。しかし、気を付けて量を少なく食べるのであれば悪影響を減らせます。

500円以下のランチは絶対に食べてはなりません。食べても毒になるだけです。そのような値段でお弁当が作れるはずがありません。経営の裏側を想像すればすぐにわかります。そこで、迷ったら高い値段のものを選ぶ姿勢が不可欠です。

2023年5月13日土曜日

左手と右手

4月26日にはじめて左手で『シルバー・バーチの霊訓』を書いた時の写真がこちらです
(クリックまたはタップすると拡大します)。


シャープペンシルとボールペンで書きました。非常に読みにくい文字です。時間もかかります。

そして、約2週間後にシャープペンシルで書いたものが次の画像です。


このくらいになると多少は読める水準です。比較すると大きく進歩していることがわかります。

最後に同じ日に書いたシャープペンシルの左手と万年筆での右手の文字を比較します。


左で書いたあとに右手で書くと、利き腕がいかに優れた機能を保有しているのか感動するほどです。文字を書く行為が実際には実に高度な頭と体の連携活動であると痛感します。

左手で書くことには右脳を活性化させる効果があるようです。右手だけに頼っていた時より、いくつか自分でも気づく効果が出ています。このまま練習を続けて、1年後には左手でもそれなりに書けるようになれればと思います。

ご関心のある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。楽しいですし、進歩がわかるのは励みになります。また、ここには書きませんが驚きの効果もあります。1日30分間、2週間以上続けてみてください。

2023年5月11日木曜日

左手を使う

意識して左手を使うようにしています。勉強中にどこかからか情報が届いたためです。霊界でしょうか。大型連休前から左手で字(日本語と英語)を書く練習を重ねて、多少書けるようになりました。大変難しいです。

その経緯と効果につきましては、後日ご紹介します。一言でいえば、すごいです。勉強に役立つと確信しています。

今週は仕事で疲れています。教えるクラスによって疲労しやすい時間と楽しく講義できる時間の差が開いています。仮説として、学生の資質に差があって、悪いクラスにあたると相当疲れるとの考えを持っています。いまゼミの雰囲気がかなり悪いのです。問題はやはり男子学生です。

連休中に俗世間から離れていたので、打撃が大きいです。また、無表情で無反応なクラスは一番つらいです。いくら静かでもまったく反応がないのでは手ごたえがまるでありません。

軽めの断食2回

連休中にうなぎを食べたので、今週は意識して食事を減らしています。

まず月曜の朝に軽く食べてから、火曜の夜まで1日半の軽めの断食をしました。基本的に朝晩2回のプロテイン(明治の「ザバス」)のみで、スープや黒ゴマを適宜組み合わせました。

次に火曜日の晩に軽く食事をしてから、木曜の夜まで2日間の断食でした。途中、同僚の先生から大きな豆大福をいただいたので食べ、あとはプロテインとスープ、木の実、ベルギー製チョコレートのみでした。

チョコレートはつい職場の帰りにスーパーマーケットで買ってしまったのです。どうしても外国のチョコレートには目が向きます。

プロテインが入ると空腹感を感じません。これが良いのかどうか不確定ですが、プロテインさえあればかなり厳しい断食までできそうな気配があります。明治のプロテインはなかなか美味しいです。

木曜日の夜は月曜日の朝以来の通常量の食事でした。

ほとんど食欲は完璧に制御できるようになっています。美味しいものに関心はあります。しかし、執着はありません。修正するとなると、チョコレートを完全にやめることです。そこまで厳しく言わなくても良いかもしれないと感じています。

多少は好きなものを残しておいても問題はありません。さらに少食にするとかえって不自然です。コーヒーや紅茶は好きであれば問題ありません。カフェインは絶対に駄目と指摘する専門家もいますが、ほとんど健康に影響を与えませんから大丈夫です。

明日午後に1食をしっかり食べ、明後日は気分転換に中食か何かあっても良いのではと少し考えています。このように、平日をなるべく節制して週末に多少のぜいたくをするような食生活が定着しています。

2023年5月7日日曜日

連休中の成果

長かった連休が終わりました。振り返ると外出や買い物をせず、ほとんどを実家の部屋の中で過ごしました。勉強についてはやれる範囲で努力し、仕事は嫌な部分を除いて進めました。まだ嫌な領域に手がつかない点だけは修行不足です。

外食はうなぎを2回食べに行きました。付き合いもあったのですが、少しぜいたくでした。うなぎには延命効果があります。

明日からはまた粗食に戻ります。公園に出かけなかったのは大きな成果です。睡眠時間は普段より長く5.5~6時間でした(普段は4.5~5時間)。昼寝は一度もしていません。部屋の掃除、洗車ができたのは良かったです。西野流呼吸法と筋力トレーニングはさぼらず実行できました。

連休だけで大きく進歩することはありません。それでも決して悪くありませんでしたし、これでお盆休みまでの仕事を乗り切る流れは作れたと感じます。

明日は首都圏の私立大学で講義です。週に1度は他の大学に教えに行っています。今年は教室が小さめで100名の受講生が隙間なく座っています。いまのところ熱心に聴いてくれています。

連休期間は世の中から隔離された空間で過ごしていたので、明日からの現実世界が少しストレスに感じます。明日に備えて筋力トレーニングは2セット終えました。あとは西野流呼吸法をもう1セット実行してから休みたいと思います。連休中の努力が人間関係に良い影響を与えてくれるといいのですが、あまり気にしてはいません。