2024年1月26日金曜日

健康でなければ

米国人講師と話してみて、健康でなければ意味はないと感じました。先生は日本語もとても流暢に話します。構造の全く異なる2つの言語を自在に活用できるのは素晴らしいです。しかし、60代なのにそばにいて心配になってしまうほど体が弱っています。

そうなると口から出てくる言葉は否定的な話題ばかりです。声が弱くなっているので、英語の美しさはありませんでした。マスクをしているために余計に聞こえません。

筆者が仮に2つの言語を問題なく使えて、しかし体が老化していたらどうでしょうか。そんな健康状態ではいくら言語が出来てもそれが生きてきません。

結論は明らかです。何よりも健康でなければなりません。別に勉強ができなくても、健康であれば何とかなります。そして、健康のためには最低限の要素として『修身録』を実践する必要があります。

現代社会に氾濫する食べ物の多くは健康を害するものです。見極めが必要であり、安いからといって喜んではなりません。安いことには訳があります。常に警戒しながら食べ物に接する慎重さが不可欠です。

以上のように考えると、家庭での手づくりの食事が一番安心できます。外食や中食は週に1度か多くても2度にとどめるべきと考えています。 

2024年1月24日水曜日

実践は難しい

大学は試験期間中です。今日は米国人非常勤講師の英語の試験に補助監督に入りました。数年ぶりに会うとまだ若いのに足が悪くなっていて、手も不自由な様子です。そこで、問題用紙などを配布したり、写真照合をしたりする役割を担当しました。

たまに英語で話してみたのですが、難しい話になると返答に困ります。試験の後に雑談をしてみて、悪化した体の話ばかりでしたので、気分の面でも乗ることはできませんでした。さらに、「日本人の教え方では英語ができるようにはならないし、TOEICの問題は良くない」と日本語で言われました。日本で勉強しても話せるようにはならないとの指摘もありました。ただし、書けるようにはなるそうです。

現実をみて不思議に落ち込みませんでした。定型表現はそれなりに役立つことがわかり、また、文法に忠実な学習を続けるのが良いと改めて考えました。ひとつには能力の問題があります。筆者の能力では、残念ながら大幅な実力向上を望むの厳しいかもしれません。これくらい学習を継続していても、米国人との会話は成立しにくいのが現実です。

楽しい話ならまた違うと自分に言い聞かせています。病気の話、日本の英語教育を批判する話ではなかなか言葉が出てきません。少し建設的な方向で次の課題を探します。いま検討中なのは、卒業生たちとZoomで学習会を開くことです。しかし、希望者がいるかどうかは不明です。

実践の場が必要との思いは強くなりました。明日は経営組織論の試験です。この科目の内容を英語で話せるようになるには、もし可能でも30年はかかるとみています。無理でも努力をやめるつもりはありません。

ふっと経営学者Peter F. Drucker氏の言葉が浮かんできました。確か、三流以下を三流に引き上げるのは、一流を超一流にすることよりもはるかに難しいという意味の言葉がありました。無駄な努力はやめて、強みに集中することが大切であるといいます。

無駄な努力と言い切れるほど英語学習に無駄を感じません。日本語がより正確になるからです。万一、三流だったとしても好きであるからには継続してみます。

2024年1月21日日曜日

Casablanca

 Casablanca(『カサブランカ』)を観ました。1942年の作品です。画面全体に広がる雰囲気がいいです。特に音楽が心地よく、名曲が流れるシーンはとても良かったです。

主演のひとりはIngrid Bergmanさんです。背の高い綺麗な方です。いつも思うのですが、昔の米国恋愛映画は、女性の相手役である男性がかなりの年齢です。あちらでは自然なことなのでしょうか。『ローマの休日』もそうでした。ただし、少し前にみた『哀愁』は違います。まさにぴったりのカップルでした。

さて、今回は会話が難しかったです。わからない箇所が多数ありました。複雑な場面展開はないのに、話の筋を追えません。筆者の実力では仕方ない点です。あまり気にせず視聴を続けてみます。

今週は英語の試験監督の担当で、米国人講師(非常勤)の授業に入ります。無理のない程度に英語で話しかけてみるつもりです。試験終了後に英語学習の助言もいただければと思っています。

2024年1月20日土曜日

Titanic

Titanic(『タイタニックの最後』)のオリジナル版を観ました。1953年の米国作品で、第26回アカデミー賞 脚本賞を受賞しています。


「タイタニック号の悲劇を、事件の調査報告書に基づき忠実に再現したスペクタクル大作。壮絶な愛と別離をテーマにした人間ドラマも描かれている」(水野晴郎氏)との解説があります。前半から中盤にかけての家族内の問題はあまりよくわかりませんでした。

氷山に衝突してから沈没までは最後の30分間で坦々と進みます。余分な演出はありません。豪華客船が沈没に向かっていく絶望の中、人々の混乱と悲しみがしっかりと描かれます。この後半部分の緊迫感はとても良いです。

全体的にあっさりとした演出で好ましさを感じました。船長をはじめとする船員たちのかっこいい姿が印象に残ります。制服がとてもよく似合うのです。オードリー・ヘプバーンさんに雰囲気が似た女優さんも登場します。名作であると思います。

2024年1月17日水曜日

試験監督終了

大学入学共通テストの監督は何とか無事に終えることができました。日常に戻ってようやく落ち着いてきたところです。

前日に会場となる大学近くに宿泊しました。夜は水野南北先生の教えを守り、ごく簡単な食事をホテルの部屋で食べました。試験監督のマニュアルを丁寧に読んでから西野流呼吸法を実践して休みました。

朝は朝食は食べず、お茶程度です。また西野流呼吸法をして、それから『シルバーバーチの霊訓』を読み、心を落ち着かせました。ホテルから大学まで歩いて15分の距離で、遅くなると受験生で混雑します。そこで7時半にホテルを出ました。まだほとんど高校生は見かけませんでした。途中歩道でパンフレットを配布していた予備校の先生に呼び止められ、いったん断ったのですが「資料だけでも読みませんか」と再度引き留められました。マスクをしていると年齢がわからないようです。試験監督であると伝えたところ、笑顔で見送ってくれました。

会場に着くとまだ集合まで1時間近くあります。早めに受付だけを済ませ、そうこうするうちにいよいよ監督の開始です。予想通りぎりぎりのスケジュールで進行します。辛くないといえば嘘になります。今回の教室は3名での監督で、写真照合も1日すべて筆者ひとりでやったのでずっと動き回っている感じでした。

1日いるとだんだん受験生を応援する気持ちが強まります。大変な試験です。この日はテスト2日目で、前日からあわせると実に長い時間です。受験生は休み時間になると質問にも来てくれて、やはりフレッシュです。普段接している自分の大学生とは違います。とはいえ、次の試験時間の準備で本部に移動するので質問にゆっくり対応することはできません。

緊張していたためか喉が渇いてばかりで、トイレにはまったく行きたくなりませんでした。お昼はお弁当を注文せず、机で静かに休んでいました。口にしたのは水だけです。

こうして18時に試験が終わりました。すぐに帰りに向かいます。駅までの道は受験生であふれかえっていてなかなか進めません。それにしても高校生たちは元気いっぱいに友達と歓談しています。このエネルギーは素晴らしいです。あれほどの厳しい試験のあとに、こんなに明るい行動がとれるのかと感心しました。こちらは疲れ切っています。

普段高校生を間近に感じる機会はめったにありません。こうして一緒に会場に居ると相当勉強になります。そして、高校生に負けないよう勉強しなければと思います。能力は高校生にはとてもかないませんが、経験と霊訓の知識でカバーします。

2024年1月12日金曜日

年末年始の振り返り

年末年始は実家に車で帰り、おおむね予定通りの生活を送りました。外出は公園で紙飛行機を1回(1時間)飛ばしたのと、お墓参りに行って帰りにアウトレット(トミーヒルフィガー)に立ち寄っただけで、あとは部屋にいました。紙飛行機との距離は完全に保たれており、のめり込むことはありません。

外食は2回行きました。食べる量は平日より多いのですが、豪華すぎるほどの食事はしていません。今週は月曜日から金曜日までほぼ1食から1.5食で、かいつかの焼き芋「夢ひらく」とヨーグルト、スープ、落花生中心で過ごしています。

焼き芋を買っておくと助かります。ほぼこれだけで済んでしまうからです。今回は1キロ買い、十分に4,5日間持ちました。インターネットで買うと値段が倍近くなるため店舗購入しか考えていません。素晴らしく美味しいです。

世間から離れて部屋で勉強するのは良いものです。変わらず眠気が強く出てきて、以前のように長時間続けて勉強はできません。この眠気は病気ではないので、しばらく付き合っていくしかないようです。

勉強以外では1年以上ぶりに洗車をしました。実家でしか洗車する場所がありません。洗車機にはかけないからです。3時間半かかってしまいましたが、思ったより傷んでいなくて安心しました。新車から間もなく17年経つ赤いアルファ ロメオです。小さくてかっこいいところが最高に気に入っています。5速マニュアルの変速機を搭載し、音楽を奏でるといわれるエンジンを持ちます。


さて、日常に戻ってから一気に現実に引き戻されています。現実世界はこんなに厳しいものでしたでしょうか。文字どおり別世界で、手間のかかる課題は次々と出てきます。次は大学入学共通テストです。説明会にも参加していよいよ緊張の本番です。

2024年1月7日日曜日

WATERLOO BRIDGE

1940年のアメリカ映画 WATERLOO BRIDGE(『哀愁』)を観ました。数年前に一度観て感動した作品です。字幕なしで観てやはり感動しました。特に2人が駅で偶然再会する場面が素晴らしいです。


この作品をみて改めて痛感したのは、現代の作品には無い純粋さが詰まっていることです。昔の米国映画にしか筆者が求める要素はありません。そして、このような作品に触れると確実に良い波動を受けます。

現代の世の中にあふれる娯楽もののコンテンツなど、昔の映画に比べれば魂の高潔さでまったく勝負になりません。

WATERLOO BRIDGEで一番好きなのは、脇役でKittyを演じるVirginia Fieldさん(英国出身)です。こんなに友達を大切にする美しい人はいません。後半の彼女の言葉が聴き取れなかったのですが、場面からおおよその内容は理解したつもりです。

休みの最後に一番よい作品に触れました。半分は英語の学習、半分は人生の勉強のためです。ここで意思を固めました。古い映画作品をすべて観るくらいの気持ちで視聴を続けます。意味はわかるところだけでも十分です。字幕を追っていたら見落としてしまう要素がたくさんあります。

この作品が80年以上前に作られたのは驚異です。私のもっとも好きな映画評論家だった水野晴郎氏はこう言っています。

「この映画を見ないで恋愛映画を語ることはできない。ロバート・テイラー、ヴィヴィアン・リーという美男美女が語る哀しい物語に涙をこぼさない人はいない」。

2024年1月6日土曜日

GHOST WHISPERER

Amazonにお願いして『ゴースト~天国からのささやき』(GHOST WHISPERER)を購入しました。ジャケットには「あなたに見えない人も、あなたを想っている。最高に泣けるスピリチュアル・ドラマ」との説明があります。Amazonのレビューでは高評価です。

今回は最初から字幕なしで観てみました。予想と異なり、シルバーバーチ霊がいうようなスピリチュアルものではありませんでした。主人公のほぼ独壇場という感じで物語が進みます。字幕を見ない分、映像に注意が向くためさまざまな点で気になるところが出てきました。

残念ですがわずか3話で視聴をやめました。率直にいって、英語学習の教材としては向いていません。死者の声が聞こえるTRU CALLINGの方がいいです。先日『若草物語』のオリジナル版をみた後だったので、そのような印象を持ちます。

GHOST WHISPERERは20年近く前の作品です。それでも現代風の作り方です。霊訓を好きな方には絶対に古い映画の方をおすすめします。1950年代の米国作品はどれを観ても間違いありません。難をいえば使われている英語が古いことです。それでも通常の日本人学習者には問題ないと考えています。

GHOST WHISPERERの英語を直接聴いて、いまの実力で聞き取れるのは40%程度です。NHKの講座や世界放送のニュースより相当難しいです。それでも物語が単純なので話の筋はわかります。ドラマ、映画の聴き取りがもっとも難しいとの印象は変わりません。

フーチの波動測定では、筆者が毎日観続けてどんな作品も一通り理解できるようになるには10年かかるそうです。あるいはもっと必要なのかもしれません。字幕なしの海外ドラマはそのくらいの難しい課題とみなした方が良いです。

2024年1月4日木曜日

祈りの力

能登半島地震の被害は甚大です。まだ強い余震の可能性も否定できず、被災地は厳しい状況にあります。このようなときに遠隔地にいる私たちにできるのは、祈りを通じて波動を高めることです。真の祈りには霊界からの支援が送られ、ゆっくりとでも物事を良い方向に導いていただけます。

ただし、形式だけの祈りや言葉では効果がありません。東日本大震災のときには実家が震度6弱で被災地でしたので、多少は状況がわかります。自分の問題と感じて祈る行為が大切ではないでしょうか。 

2024年1月1日月曜日

『若草物語』終了

『若草物語』(Little Women)を観終えました。ちょうど2時間の映画で、無理せず2日に分割して観ました。字幕を禁止して完全な理解は難しいのですが、思った以上に楽しめました。何よりも言葉が丁寧で、聴き取りやすいです。

後半には大学教授が登場します。外見、内面ともに素敵な教授です。身近なところにこのような教授は居ません。最後の場面が特にいいです。

現代のすれた作品とは違って、観ていて清々しさを感じます。以前『ローマの休日』を字幕なしで観たときと同じ印象を受けました。 やはり古典的な映画は教材にもぴったりです。場面設定がほとんど変わらず、最初から最後まで会話がぎっしりです。そのような意味でも、若草物語は理想的な作品ではないでしょうか。

英語の美しさを堪能できます。とはいえ、教科書レベルの表現とは次元が違います。この作品を完全に理解するにはまだ学習が必要です。

一番良いのはAmazonプライムなどのサービスを利用することでしょうが、DVDでも十分可能なので、これから10年はDVDでの視聴を考えています。古い映画では『哀愁』『カサブランカ』なども魅力的です。

ドラマ『ハワイ・ファイブオー』などは話が込み入っていて、字幕なしではきついです。なるべく簡潔な物語を選んで視聴したいと思っています。