かつて好きだった外食は『修身録』を読む前、冷えとり健康法を始めてからはほとんどしません。一番厳しく食事を律していた10年間は、外食は年に2回から3回でした。それはお盆とお正月のみで、職場の飲み会はすべて不参加でした。
いまは少し緩めています。徹底的に粗食を実践して、それだけでは目標の到達には届かないと感じました。確かに健康になって仕事や勉強はある程度順調に進みます。しかし、劇的に人生が変わる効果は望めないようです。
水野南北先生は「食が運命を決する」とします。真理ですが、食事の制御は人生においてそれほど難しくないため、効果が限定されるのではないでしょうか。
ただし、粗食を続けると晩年が吉といいます。ですから、いますぐに目立った効果が出るのではなく人生の終わりに幸福感が得られると考えるのが良さそうです。
外食や中食は週に一度、二度程度なら良いと思っています。 すべて自分で作るのは無理があります。その際に、質の良い外食とそうでない外食とが混在している事実に気を付ける必要があります。筆者は社会科学分野の研究者であり、企業の組織づくりや経営哲学、戦略などが専門です。企業を注意してみると、実際には利益優先主義に染まっている組織が多くあります。
外食産業であれば、利益最優先主義の企業は食材の質を落とします。必然的に食べると不健康になる食事を提供します。そのようなお店を避けなければなりません。ひとつには価格がやや高いお店を選ぶことです。もう一つは、フーチ(振り子)を利用して波動測定することです。これで食べ物の水準が数字で示されますので、お店選びの指針になります。
波動測定は訓練によって一定の精度で測定できるようになりました。過信はできませんし、変化する事柄などを測定するのは難しいとされます。しかし、大きな間違いがないと感じています。
波動測定でみれば一番害がある外食は魚です。海が極限まで汚染されており、食物連鎖で大型の魚ほど体内に毒素をため込んでいます。それを口にするのは大変なリスクですが、通常魚は体に良いものとされています。海が汚染されていなければ魚を適度に楽しむのは良いかもしれません。現在の経済発展を遂げた日本の海はとりわけ汚染されていますので、近海ものなどには特に注意が必要です。
魚を食べないことは健康上必須と考えます。周囲の大切な人たちには伝えています。それでも「好きなものを食べたいから気にしない」と言われる場合が少なくありません。本人の自由ですから強要はできません。聞いてくれる方にのみ伝えています。マグロなどの大型の魚は絶対に食べてはなりません。