ものづくりに関して世界でみたとき、日本は最上位にあります。ものづくりが国の基幹を成すとの認識は、物質的に成熟した現代でも変わりません。 ですから、日本の潜在的な国力は世界最高水準と考えます。
製造業でいつも注目しているのはドイツを中心とする欧州各国です。感覚ではドイツが最上位と思っています。この点についてフーチで測定しました。
測定結果は中国が1位、日本が2位で差はわずかでした。そのあとは米国、さらにドイツ、スイスなど欧州各国が並びます。上位の国はどこも差がなく、個性の違いといってよいでしょう。
中国は今後の躍進がますます予想されます。日本人のなかには中国製品を好まない人がいるようですが、さまざまな工業製品の品質は日本製と変わらず最高品質です。私は経営学との接点でものづくりをある程度研究しており、身近な製品を使う場面でも中国製品の強さを感じます。
電気自動車の分野では、将来中国ブランドが相当力を持つことになるのではないでしょうか。
なお、自動車産業全体でみるとドイツ、フランス、イタリアなどが突出している印象を受けます。ものづくりの哲学、方向性が日本とまるで違います。欧州の車文化は日本より格段に成熟しており、車づくりについては世界でもっとも優位性が高いと思います。
日本の高い技術を真の競争力強化につなげるには、物質文明に汚染された精神を立て直すことが大切です。現在はものづくりの技術が精神面での成長を大きく上回っており、調和を欠いています。精神の成長が追い付いていけば、昔のような魅力ある日本が取り戻せると感じています。
0 件のコメント:
コメントを投稿
記事へのコメント、フーチ(振り子)を使った波動測定のご希望などはこちらにお願いします。