夏は身近な場所でアシナガバチの巣を目にする機会が増えます。大きな巣を目にするとびっくりすると思いますが、アシナガバチはおとなしい性格で人を刺すことはまずありません。寿命は短く、すぐに一生を終えるので静かに見守るのが良いと思われます。
平日に過ごすマンションの隣が数年前空き部屋だったころ、隣の玄関上部に大きな巣が出来ました。そこまで気づかなかったのですが、筆者の玄関のすぐ近くでした。びっしりと蜂が群がっていて驚き、すぐに駆除スプレーを買いに行きました。
しかし、インターネットで調査してみるとアシナガバチは安全とわかりました。スプレーは使わずに様子をみました。毎日、夜と朝に目の前に大群がいても懸命に働いていてこちらに気を向けません。次第に友達のような気持ちになり、あと少しだからと見守っていました。
ある日の夜に帰宅すると、不動産会社の社員二人が蜂の巣を駆除したところでした。「これで安心です。ご迷惑をおかけしました」と言われて、「そうですか」とだけ答えました。がっかりしました。8月の終わりで彼らの命が終わる手前で、もうあと少しでその使命を果たす時期でした。おそらく誰かが通報したのだと思われます。
蜂にも極悪人がいます。スズメバチです。スズメバチに理屈は通りません。冷酷非情の殺人鬼です。スズメバチは徹底的に駆除しなければなりません。攻撃性はきわめて高いです。一方、アシナガバチは姿かたちは一瞬似ているように見えるのですが、性格は好対照です。善良な蜂といえます。巣を刺激しない限り心配は不要です。
アシナガバチを一方的に悪い昆虫とみなすのは、一部の殺人鬼をみてすべての人間を殺人犯とみなすのと同じ考え方です。
朝から夜まで働きどおしです。その姿は尊敬に値します。筆者よりもよほど働いています。寝る時間はほとんどないように見受けます。時々巣から離れて昆虫類を捕捉します。害虫を駆除してくれています。
人間と共存できる蜂は必ず存在します。見た目で判断してはなりません。刺されるのは人間がおどかしたり巣をつついたりするからです。だいたい、アシナガバチが命をかけて人間を攻撃しても何も得することはありません。彼らは自分の仕事に勤しんでいますので、人間など攻撃しようとは考えません。
いま小さな巣があります。女王蜂がいないのか、3から5匹の働き蜂しかいません。働き蜂の命は1ヵ月から最長で2ヵ月です。最後までやさしく見守った方が良いです。フーチで測定しても、こちらに60%好意的な感情を持っています。攻撃は絶対にしてきません。
フーチの波動測定ではあと1週間の命です。小さな命を最期まで見届けたいと思いますが、駆除されてしまう懸念はつきまといます。
この働き者の姿をみて、自分の生活を律したいと考えています。巣では仲間と協力し合っています。筆者には同僚と協力し合うなど無理なので、その点ではアシナガバチの方が明らかに上です。本当に尊敬すべき昆虫です。相当に頭の良い昆虫で、しかも綺麗でかっこいいです。美しい存在が短命なのは自然界の理です。
0 件のコメント:
コメントを投稿
記事へのコメント、フーチ(振り子)を使った波動測定のご希望などはこちらにお願いします。