2022年9月11日日曜日

何でも数字と片仮名

最近はどんなことでも見える化が大切とされ、必ず数字で示すことが求められています。

大学はすべて偏差値で比較し、65と60の大学であれば誰もが65の大学が良いと判断します。レストランの口コミ評価は平均4.0と3.5のお店がある場合、4.0のお店を選択する人が多いでしょう。英語力はTOEICの得点で実力が判断され、900点あれば「すごいね」となります(世界でTOEICを重視するのは日本と韓国だけです)。

車は馬力の高い製品に優位性があり、機械式腕時計は1日当たり何秒のずれがあるかどうかが大切となります。紙飛行機では滞空時間で評価が決まります。体重、血圧その他すべてが数字で判断されます。

企業や他の組織での仕事も、ほとんどが数値に換算して結果を測定します。

こうしてエビデンス(evidence:目に見える証拠)ばかりを重要視する人が組織内の上に立ってきます。数字が一番大切とみなして聞きなれない片仮名ばかりを並べ、何が言いたいのかまったくわかりません。

「片仮名ではわからないから英語か正確な日本語で説明してください」と私が会議で言えたらどんなに気持ちの良いことでしょう。いつも退屈な会議の間、心のなかで繰り返しています。

努力しない学生の論文も片仮名用語ばかりです。先日、「将来は大学の教授となって30歳の頃には英語がペラペラになることが目標です」と大教室で発表する学生に会いました。しかし、教授になることより「英語ペラペラ」になることの方が難しいです。経験上間違いありません。自信満々の学生にはがんばって目指してくださいとしか言えません。

日本における数字と片仮名の蔓延はずっと続きそうな勢いです。こんな日常に疲れたら、外部との接触を遮断する時間を持つよう心がけています。浅野和三郎氏が翻訳している『霊訓』を読むと、精神の気高さと日本語の美しさとをしみじみ感じます。

2022年9月6日火曜日

フーチでわかること

フーチを使うと目に見えない情報を捉え、数字などで示すことができます。万能ではありませんが、まったくの嘘ではありません。これまでの経験からも一定の正確さをもって事実を示してくれます。

ただし、自分に関する内容は願望が反映されると正確な測定ができません。また、株価など将来に変化する事柄については計測できません。

多用しすぎると測定で神経を使って疲れます。本当に必要なことだけを調べるように、そして結果に縛られないように注意しています。

性の禁欲に取り組んでいる男性のブログ、ツイッターなどの多くは間違いであることが判明しました。自分の直感では正しいのではと何度か参考にしたツイッターの男性禁欲主義者も、10~20%程度しか正しくなく、フーチで測定すると嘘の発言を繰り返しています。よくある傾向として、「禁欲して女性に好かれるようになった」「能力がきわめて高まった」「自分の体史上最高の肉体が出来た」などと恥ずかし気もなく言っている人たちが多いのですが、正しい禁欲主義者はそのようなうぬぼれの発言はしません。

自分とフーチ、さらには霊界の高級神霊の助言だけが頼りです。所詮ネット上の無料で氾濫する情報など嘘にまみれた価値のないものばかりです。真に精神の高揚と成長に役立つものは、ソーシャルメディア上には存在しません。

2022年9月4日日曜日

苦しみを何とも思わない段階

シルバーバーチ霊は次のように指摘します。かなり難しい課題であり、まだこの段階にはとても到達できそうにありません(クリックすると拡大します)。

2022年8月30日火曜日

魚の汚染

体内毒素を排出するには、魚の摂取をやめなければなりません。人間の経済を優先した活動の結果環境は汚され、海にすべてが流れ込みます。魚はそれを体内に取り入れます。

小さな魚は大きな魚の餌となって、それがずっと連鎖します。最終的にもっとも巨大で強い魚の体内には恐ろしいほどに濃縮された毒素が蓄積します。

人間がもしすべての経済優先活動をやめて海を守れば、10年ほどで美しい海が戻るかもしれません。しかしそれは望むべくもなく、海の汚染は年々加速しています。

そこで、食生活と健康との関連性でいえば何よりも大切なのは極力魚を食べないことです。意識して遠ざけておかないと許容量を超えた毒素が人間の体内に移管します。魚が悪いのではありません。自然を破壊している私たちが悪いのであり、その結果が人間に戻ってきているわけです。天に向かって唾を吐けば自分にかかるのと同じ理屈です。都合の良いところだけとることはできません。これもシルバーバーチ霊がいう万物を支配する摂理の一つです。

COVID-19の影響で会食の機会が激減しています。これを好機と考え、魚を食生活から徹底して遠ざけてみてはいかがでしょうか。フーチでの波動測定ではもっとも寿命を縮めるのが魚です。やめることができないのであれば、回数を減らしてみるのも良いです。また、大型の魚より小型の魚が比較的安全です。いずれにしても生食は避けた方が安心です。

フーチで測定しないと食材の害の大きさが目に見えてわかりません。測定すればすべてが見えてきます。見えない毒素に注意しなければなりません。

2022年8月27日土曜日

大学受験の難しさは

大学受験は乗り越えてしまえばそれほど難しくありません。しかし、まったく勉強していないと合格まで2年間は必要です。中学校の勉強はとてもやさしいので勉強しなくても出来る生徒が少なくありません。義務教育ですから当然です。その後高校に入ると英語と数学が格段に難しくなり、努力無しでは合格は無理です。

それでも範囲が決まっているので、しっかりと対策すれば成績は目に見えて上がります。特に受験では問題の傾向から対策が立てやすく、勉強を重ねていくと結果が伴うようです。

日本の場合、すべて偏差値で序列化されていて多くの人が難易度の高い大学をめざします。その数字にどれだけの意味があるのか、大学教員になってみるとよくわかります。偏差値はひとつの目安になりますが、大学の中身を決めるものではありません。私は合格した4つの大学のうち偏差値のやや低い大学を入学先として選びました。「なんでそちらを選ぶの」「(東京ではなく)京都にある大学に行った方がよいのに」と友人によく言われたものです。

しかし、偏差値が3~5違ったくらいでは何の影響もありません。好きな大学に行くのが良いです。

そして、卒業すればその程度のレッテルには価値がないとわかります。

受験突破に必要なのは徹底した禁欲的な生活を守ることです。恋愛はご法度です。恋愛していて勉強に集中できるわけがありません。ただし、同級生が熱々ぶりの姿を見せていて国際基督教大学(ICU)に合格したので、例外はあります。

あとはそれなりに難関大学になると異様に難しい問題があり、これは出題者がひねくれているからです。高校生は実態を知りませんから、被害者であるといえます。大学教員は偏った物の見方で出題していることがあり注意が必要です。そもそも問題が悪いから解けないという場合が多いのです。自分を責めてしまっていた浪人時代を思い出します。

Leeの101

約15年穿いているLeeの101です。膝が破けてしまって外出用では穿けないため、家の中で残りの時間を過ごしています。穴が徐々に拡大してきました。 あえて2サイズアップ(30インチ)を選択しました。ベルトがないと着用できないほど大きいです。

ジーンズほど耐久性の高い洋服は少ないです。長く使用すると徐々に色が落ちてよい雰囲気になってきます。そこから破けるところまで使用すると、南北先生のご指摘にも合った使い方になると考えます。

本当に長い付き合いです。Leeは特別なブランドで、現在は日本のEDWINが生産しています。EDWINが生産していても、やはりLeeはEDWINとはまったく違います。歴史と伝統が違うのでしょうか。ある面ではLevi'sを超えているように感じます。もっとも好きなジーンズブランドの一つです。最後に感謝してお別れするまで、あと少しよろしくお願いします。

デジタル化が奪うもの

教育の現場ではデジタル化の必要性を強調する人たちが多くいます。確かに情報機器をうまく活用できれば、その恩恵を受けることができます。特にCOVID-19で授業がすべて遠隔形式となったときには、デジタルの良さを強く感じました。

しかし、画面上で話を聴いているだけでは学習の習得度は上がりません。ノートに自分の手で文字を書きながら学ぶという伝統的な手法でしか、正確な知識は身につかないと考えるからです。学生のなかにはタブレット端末をノート代わりに使っている人も稀にいますが、試験を実施するとまったく文章が書けません。私の試験ではすべて論述式の問題を出し、成績評価「不可」もかなり出します。

学習では教える側、教わる側双方に負荷をかける必要があります。それがアナログの手法です。面倒に感じたり、非効率で生産性が低いと思ったりしても、継続すると大きな力となります。10年前に比べると学生の力が一気に下がりました。情報機器に頼りすぎるのが一因です。

また、男子学生の文字の汚さも気になるところです。きちんとした字を書く男子学生がめったにいません。普段から書いていないからでしょう。現在授業はほぼすべてがプレゼンテーションソフトのスライドに基づいて進みます(私の授業は黒板が中心)。書く機会は減る一方です。elegant handwritingは必要ないと主張するビジネス英語教育の第一人者がいます。そんなことはありません。そのような「大家」の主張を信じてはなりません。

2022年8月20日土曜日

HAWAII FIVE-O

英語学習のために海外ドラマを観ています。最近観ているのはHAWAII FIVE-Oです。FIVE-O(ファイブ・オー)は警察を意味する言葉で、ハワイで生じる極悪事件を凄腕のメンバーたちが解決していく物語です。


日本のドラマのような軽薄な作品群とはまったく異なり、ほとんど映画並みの費用、エネルギーを投入した力作です。英語は私も含めて、日本の高校までの教科書を読んでいても対応力はゼロで、理解できないと思われます。普段ビジネス英語、新聞記事の英語を中心に学んでいるのですが、このような実践的な会話となると相当難しく感じます。

1話が40分で完結します。膨大な情報量が詰まっているためその速度についていくだけでも良い訓練になります。日本で最近人気の高いあるアニメは、30分で終わるところを2時間、3時間と引き延ばす手法をとっています。それに対してHAWAII FIVE-Oは2時間で語る内容を40分で作っている感じです。あまりの密度の高さに驚きます。当たり前ですが、私の大学での講義はこんなに密度の高い内容で展開することは不可能です。

1stシーズンがようやく半分まで来ました。ところどころに感動的な要素も出てきます。また、犯人のなかにとてもかっこいい人がいるのがさすがアメリカ作品です。刑務所に入っていてたまに捜査に協力するその男性は時折やさしい表情をみせ、素晴らしく綺麗な方です。

黒いマスク

フーチで測定しても当分の間はパンデミックは収まらず、マスクを着用した生活が続きそうです。

マスクは白やグレー、ベージュ、ピンクなど薄い色が基本と思います。しかし、根強い人気があるのが黒です。教員のなかにもいつも黒マスクをしている人がいます。

現在街で見かけても黒いマスクには違和感を覚えます。額にかかるほど長い前髪で黒いマスクの男性は、顔そのものがわかりません。また、とても怖い印象を受けます。黒は洋服であればかっこいいのですが、マスクの黒は顔の表情をまったく消してしまいます。ほとんど男性中心で、たまに女性で黒マスクをかけている人をみるとオーラそのものを悪く見せてしまって美しさから遠ざかります。

自分が良いと思うものと他人から見た良いものとに差がある場合があります。黒マスクはその典型例ではないでしょうか。改めて白や薄い色の良さを感じます。

2022年8月13日土曜日

中食の結論

今年はまだ学校がお盆休みに入りません。5月連休中に授業がなかったため、8月中旬まで前期の予定がずれ込んでいます。8月12日(金)にようやく定期試験期間が終わり、来週に採点結果を提出します。

COVID-19のパンデミックとともに中食を時々利用してきました。ある程度利用してみて、どんな中食でも簡単な手作り基本食には勝てないことを実感します。プロの味は家庭では出せないといわれますが、本当に美味しいのは明らかに家庭の味です。次元が違いすぎて比較の対象になりません。高級スーパーマーケットのお弁当類がいかに高品質であっても、数回買えば気持ちは十分満足し、手作りの食事に戻ってきます。パン類はおいしくてもすぐに飽きるため、主食としては白米が最適と感じます。 

中食を利用するのはあくまでも時間の節約を目的とする時だけです。自分でご飯を炊いて片付けをするだけでもかなりの時間を要します。しかし、普段は中食を利用しない方が良いと結論付けました。そこまでして食べたいものがありませんし、何を買っても特別美味しくはありません。水野南北先生が指摘されるような質素な食事で十分です。