2023年10月15日日曜日

趣味との距離

今年の春から趣味である紙飛行機をいったん休止しました。そして、最近知人に誘われて競技会の会場に出かけて半年ぶりに飛ばしてみたのですが、自分でも驚くほど落ち着いて、紙飛行機に執着せずに軽い気持ちで飛ばせました。

そのようなことから、知人たちの競技会がある日にはそばで時々参加しています。趣味との距離感はちょうど良いです。半年ほど「断食」のように紙飛行機をすべてやめたのが効いたのです。

どんな趣味も適度な距離を保てなければやらない方が良いと考えます。水野南北先生も「遊芸」(趣味)はやらないようにと強調します。

一方、執着しない短時間の趣味であれば心理面によい影響を与えます。それは趣味という次元のものではなく、好きなことと表現した方がよいかもしれません。冬の間は適度に公園に出かけ、紙飛行機を飛ばしながら自然のなかを歩いてみる予定です。

日本の一流大学(文系)

大学の現状をみてきて、筆者が考える日本の一流大学、難関大学(文系)は旧帝国大学とそれとほぼ同等もしくは準じる12の大学です。

つまり東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学の旧帝国大学と一橋大学、お茶の水女子大学、筑波大学、神戸大学です。関東圏なら千葉大学もほぼそれらに近いと思われます(医学部を除いた理工系を加えるならば、東京工業大学が当然入ってきます)。

では、地方で偏差値70前後の高校に通っている生徒が受験するのにふさわしい大学はどこでしょうか。文系なら上記に挙げた大学のみと考えています。それ以外の大学に入れば、高校より水準の低い学校生活となる懸念が高い確率であります。

もっとも、上記以外であっても地理的な利点が大きい地元の国立大学という選択肢は十分に考えられます。特別な理由がない限り、地方からわざわざ都内の私立大学に進学する必要性は感じません。学生も地方の方が純朴です。なお、筆者は地方から都内の私立大学に進学しました。

ただし、最終的には本人の問題であり、本当に勉強に専念すれば大学は関係ありません。それでも旧帝国大学は別格といえる存在です。

2023年10月7日土曜日

あえてこの時代に

100%近い男性が性は楽しむものと考えています。先進国ほどそのような考えが一般化しており、そのなかでも日本はもっとも自由な国といえるのではないでしょうか。一方、途上国や新興国では婚前交渉を強く否定する国も少なくありません。

男性としての機能があるのだから楽しめばいい、というのはあまりに短絡的すぎます。動物でさえ発情期のみに性交渉をもちます。人間は一年中それを楽しむので、実は大きなエネルギーの損失が生じています。その損失額をもし経済的な数値に換算すれば、怖くなるほど大きな数字が目の前に出てくるでしょう。

さて、性を律して生活しているとほかの男性との接点が少なくなります。なぜならば、それぞれ別の次元で活動しているので、お互いに自然と離れていくからです。あえてこちらから遠ざけるのではありません。相手が何かを感じ取って近づかなくなるようです。

それでも仕事で接しなければならない男性が相当数います。近年はゼミの男子学生たちとの距離を非常に強く感じ、また学生たちもこちらに敵対心のようなものをもってきます。

一部の男子学生は見た瞬間にその堕落した生活ぶりが目に浮かびます。これは本当にわかるのです。不思議かもしれませんが、性の生活に堕落した人間は特有の雰囲気を持っています。そして、一様に学力が低いです。いまこう記事を書いていて、学生の名前と顔が自然とあがってきてしまいます。批判してはならないというものの、ゼミの雰囲気を乱す彼らの言動とオーラは何とも困った障害です。

彼らの心を浄化できるでしょうか。本人が気づかなければそれはできません。しかし、こちらが身を守るための方策はいくつかあります。防御を固めていれば、「敵」の侵入を許しません。それに、そのような「敵」にも寛容になれて時に歓談できる場面が増えます。

考えてみると、いまの時代に生まれた男子学生たちは不幸です。行き過ぎた情報化の負の側面をもろに受けています。かわいそうな被害者であると思えば、多少は我慢もできますし、いつも自分を抑えてなるべく諭すような言い方はしないよう配慮しています。

あえてこの情報化の時代であるからこそ、そのような悪い情報を遮断する生き方はかっこいいです。そのような男性が近くに居れば仕事や勉強で協業できます。まだ出会っていないものの、周囲がどうあれ正しいと信じる道を進むしかありません。

女性をひいきしているのではありません。しかし、女性は男性のような性への執着がないので日常的に接しやすいことは確かです。その代わり女性は感情面での起伏が激しく、男性のように単純な心をもっていません。油断すると怖い存在です。

誰にも油断できないのは少し寂しいことです。

2023年10月6日金曜日

男性ホルモンと攻撃性

医学界の解釈では、性の行き過ぎた禁欲は体内に悪玉男性ホルモンを増やすため、適度に性エネルギーを開放した方がよいといいます。 悪玉ホルモンはジヒドロテストステロンと呼びます。

これは既成事実というものの真偽はどうでしょうか。人間の体はそう理屈どおりに機能するわけではありません。数少ない性の禁欲者たちが揃って指摘するのは、医学の見解とは反対のものです。つまり、禁欲するほど良い男性ホルモンの分泌量が増えると主張します。

筆者の自分の体を使った実験では、長期の禁欲で良い男性ホルモンの分泌が増えると感じます。それは正しい方向で男らしくなっていくことを意味します。たとえば組織内で不正や間違った行動をとる人たちがいれば、毅然とした態度で臨むことができます。これは男性ホルモンの攻撃性によるものと判断しています。

その攻撃性がないと小さなことにもびくびくしたり、「相手に嫌われないように自分の意見を取り下げよう」と弱気になったりします。そんなことでは男性といえません。

この問題は結構大きい課題です。といのも、性の禁欲を実践している男性は0.1%もいない可能性があるからです。そこでどんな人間関係上の問題が生じるでしょうか。またの機会に考察します。

2023年10月5日木曜日

卒業生が公認会計士に

卒業生たちとZoomを使って遠隔会合を実施しました。今回は偶然にも知的水準の高い職業のメンバーが集まりました。

そのうちの一人は公認会計士です。大学卒業後に2年間勉強に専念し、見事試験に合格して大手監査法人に就職しました。その後監査法人を離れ、現在はソニー他の大企業に勤務しています。彼の言葉では「4年間勉強に専念すれば誰でも合格できる」とのことですが、そこには謙遜が含まれています。

4年の勉強で合格するには高い能力と想像を超える努力が必要です。その努力は尊敬に値します。私が仮に10年間挑戦したとしても合格はできません。

勉強で大きな成果を上げる人は高級な耐久消費財、豪華な食事、海外旅行、男女のべたべたした交際などは一切求めません。その分のエネルギーをすべて一点に集中します。その生き方はかっこいいと思います。いつか対面で会うのが楽しみです。

2023年9月30日土曜日

怖いもの知らず

学歴が高くなると自分が一番優秀であると考える人たちが出てきます。

2年前まで同僚だった英語教員は、より条件の良い他大学に移籍しました。そして非常勤講師として、大変優秀な国立大学でも教えているそうです。英語新任(後任)の同僚を通じてその状況を聞かされたのですが、「授業の後に細かい質問が多く出て、その質問を予想して回答を準備しなければならないので時間がかかってとても大変」とのことです。

その話を聞いて状況がわかりました。元同僚は若手の女性教員です。難関国立大学の学生は、「こんな若い先生で大丈夫なのか?」「自分の方が優秀ではないか」と思って教員を質問攻めにしているのではないでしょうか。

人を見かけで判断してはなりません。元同僚はカリフォルニア大学でPh.D(博士号)を取得しているのです。日本の上位大学の学生が100人束になってかかっても、相手にならないほど格上の教員です。世界でもトップ大学の一つです。

本当に優秀な学生は余計な質問はしないものです。自分で解決するのが本筋であり、中途半端な学生ほどしつこく質問します。

それほどの学歴がない筆者の場合はどうでしょうか。もし母校(私立大学)の教壇に立ったら学生に軽んじられると思います。人は表面でしか判断しないので、これが世の常です。

男性の老化

性の節制をしない場合、男性は急速に老化します。この事実は一部の人にしか知られていません。しかし、実年齢より若く見える人は程度の差はあっても性の節制をしている場合が多いと断言できます。

筆者は高校時代に同じ部活動の同級生から「(性のことを何も知らずに)おかしいのではないか。気持ち悪い」と言われた経験があります。それでも、性への厳格さが能力を高める効果をもたらしました。地方の進学校の高校に入ってから勉強をしなくてもまずまずの成績を保持したのはそのためです。本来頭は良くないのですが、節制していたのが良かったのであると思われます。ただし、浪人して第一志望の大学には合格できませんでした。

小学校時代勉強は特に出来ませんでした。それが変わり始めたのは中学2年生、3年生頃からです。勉強の吸収力が急に高まりました。高校はほぼトップで合格し(担任の先生に言われました)、その状態は浪人時代を含めて二十歳まで続いたと実感していますが、当時原因はわかりませんでした。

しかし、いま改めて振り返れば、性エネルギーのごく自然な高まりが勉強の原動力となっていたのではないでしょうか。本当に綺麗な心を維持できたのは良かったです。余計な情報や学校の性教育、スマートフォンなどの情報機器が一切なかったので、被害者になる心配はありませんでした。

そのような筆者の10代の頃とは違い、現代は男子高校生たちがスマートフォンでいつでも好きな情報を手にできます。現に水面下で進む想像を超えた状況への心配は常にあります。しかし、この情報化社会の闇は決して崩れません。男子生徒たちは自分で意識して防御するしかありません。そうしないと優れた能力が失われてしまう可能性があります。

男性は少しでも綺麗な心を保つ努力を一生続けなければなりません。これが女性と大きく異なる人生の課題です。健康な男性が禁欲の道を選ぶとき、そこに力が出てきます。それでも10代の能力には追いつけません。追いつけなくても、それを目標に努力する姿勢が重要です。

10代は人生で最高に優れた力を発揮できる時期です。この時期にゲームやインターネット、スマートフォン、利己的で閉鎖的な恋愛、長時間にわたる運動の部活動などで時間を使っていたらその後の人生に響いてきます。仮に勉強や職業選択につながる事項のみに打ち込むことができれば、本人の理解を超えた現実に到達できる確率が高まり、人生の大きな財産となります。

男性がもし意識して食と性を制御する生活を続ければ、10代で才能が開花する可能性を秘めています。そのためには中学生の頃から父親が厳しめに導いてあげる必要があります。

なお、少しも禁欲せずに天才的な能力を発揮する人がごく稀に存在します。生まれながらに優れた能力を持っているからです。しかし、晩年は見る影もなく落ちぶれることを忘れてはなりません。一生に使える性エネルギーには上限があって、使い切ると肉体が崩壊すると考えられます。

このような男性の性エネルギーは神から与えられた尊いものです。決して不浄な存在ではありません。不倫、同棲、肉体関係を重視する恋愛などの間違った使い方をしなければ、男性の活動源になりうる素晴らしい存在であり、これが消失したら創造的活動のエネルギーは生まれません。そこで、この貴重なエネルギーを毎日意識して極力温存する努力が求められます。結婚していても同じです。

女性はいつまでもパートナーに若々しくいてもらうために、出来る範囲で綺麗な関係を保つ努力が大切ではないでしょうか。ただし、このような考え方は特殊かもしれません。お互いが理解しなければ、関係が悪化する懸念があります。大変繊細な問題です。

2023年9月24日日曜日

偏った情報に気を付ける

人はインターネット上で特定の考え方に縛られるようになると、その考えを強化する情報ばかり選択します。そして、それ以外に正しいものはないと考え、他を攻撃し始めます。

フーチで測定してもインターネット上に氾濫する情報は多くの間違いを含んでいます。気を付けたいのは、偏った考えを押し付けてくる情報源です。それらの情報の発信者は、何か特別な意図をもって情報を拡散しようとしています。

筆者の仮説では、間違った考えを広めて世の中を混乱させたいとの考えがその背後にありそうです。また、自分を「教祖様」のように崇める人を獲得する思惑が見て取れます。さらに、間違った情報を意図的に流すことで経済的な利益を手にする構図も浮かびます。

ウェブ上の情報を簡単に信用してはなりません。常に客観的かつ科学的な態度で情報を吟味することです。何が正しいかは自分の理性に基づく判断が必要です。扇動的な情報に惑わされない姿勢が不可欠です。

シルバーバーチ霊は自分の理性にそぐわないものは拒絶しなさいと言っています。霊訓の内容も無批判に受け入れてはならないという立場を取ります。

2023年9月23日土曜日

食べ物に執着しない

今週は1日半の軽めの断食をしました。なぜかいつもより空腹を感じると思っていたら、考えると1日半食べていないことに気づきました。そのくらい平日は食べ物のことを考えません。

体重は最近まったく減少しないので安心しています。以前よりも下半身がしっかりしてきており、適正体重を守っていると感じます。腰が心配であることから、スクワットの負荷は小さめにしています。また、西野流呼吸法は腰にも良いそうです。

食べ物から離れると自由な時間が増えます。派生的な効果としては、貯蓄が自然と増えていきます。食欲がなくなるまでには厳しい鍛錬が必要ですが、継続すれば誰でもそのような境地に到達できるはずです。しかし、1年、2年の努力では当然無理です。

簡単に手に入るものに価値はありません。努力の末に手に入れるからこそ価値があります。水野南北先生の修身録は、1年程度の努力で獲得できるものではないと認識しておく必要があります。

女性は美しさを保とうとする努力が大きいので修身録を実践しやすい資質があります。一方、外見を気にしなくなった男性は、もう食べることに突き進むよりほかなくなってしまいます。外見を気にしなくなるのは、老化現象の顕著な症状です。

気の強さ

『あるヨギの自叙伝』に、議論で相手を打ち負かして得意になっている弟子を強くたしなめる師匠の話が出てきます。同書を通じていえるのは、霊性が進化すればするほど内面が穏やかに無口になっていくことです。口で相手に勝って得意気に自慢するようでは、何もわかっていません。

食べ物との関係でいえば、強気になるのはお肉ばかり食べていることもその一因です。男性で筋力トレーニングを最優先し、お肉や不自然なプロテインを摂取していると気持ちが強くなり、その結果としてどんな場面でも相手に譲ろうとしません。組織の中で生じる人間関係の衝突には、このようなことも影響します。

トレーニングそのものは良いことです。しかし、偏った肉食と過剰なプロテイン摂取をやめる必要があります。プロテインはフーチの測定でも内臓に負担をかけます。内臓が悪くなれば、必ず心に影響が出て強気になったり感情的になったりします。

気の強い人は仮に仕事ができても皆から警戒されます。本当に心を許せる相手にはなりません。「油断できない人」と認識されているうちは全然修行が足りません。本当はできるのに能力を開示せず、静かにしている姿が霊性進化の道に沿った生き方です。