2024年5月19日日曜日

同窓会

珍しく大学の同窓会に参加しようと春先に会費の支払いを済ませました。しかし、大学での授業の準備を優先して欠席することにしました。会場がホテルではなく母校の講堂で、300人以上参加すると聞きました。その大人数では相当な賑わいが予想されます。

大勢の人が集まる場所では予測困難な出来事も生じます。ゼミの仲間には謝って、次はゼミ仲間だけで、または少人数でお会いしましょうと伝えました。

ゼミの仲間たちとはしばらく会っていません。海外勤務者が増えているようで、英語や中国語を使う仲間が何人かいます。海外勤務の社員に選ばれるのは優秀さの証明といえます。筆者のゼミ仲間はほとんど全員が大企業勤務です。

さらに、大学院時代の仲間となるとまた一段と優秀です。海外でコンピューターサイエンスの博士号を取得している人もいます。みな驚くほど優秀で、どんな頭脳をもっているのか想像さえできません。本当に出来る人は、大学よりも民間企業に勤務しているような気がします。

大学は「気楽な仕事」と言われることがあります。とんでもないことです。楽と感じる日はありません。水面下の雑用が山のようにあります。表面だけで判断しては間違います。そして、世間で思われる以上に教員の採用は狭き門です。針の穴を通すほどの印象があります。近年はますます採用されにくくなっていて、筆者の大学でも50代になってはじめて採用される教員がいるほどです。そのような場合、不安定な非常勤で生活をつないでいるわけです。そして、最後まで非常勤講師のまま終わる場合が多々あります。

2024年5月17日金曜日

英語ニュースの音読

今週中ごろから再度英文音読、オーバーラッピング、シャドーイングの回数を増やそうと考え、最近のニュースで練習しています。 以下の音読はracial profilingに関するニュースです。これは人種上の問題によって、個人を職務質問などの方法で調査することを指します。

  ⇒ 音声はこちらです

ほかの記事や教材もあるので全部で100回の音読はなかなか大変ですが、なるべくその数に近づけられればと思います。1年前の音読とあまり変わっていないように聞こえても、実際にはかなりゆっくりと楽に読み上げています。それだけでも多少は進歩しています。

そう思って自分を励ましています。高望みはしていないので最近は気分的に楽です。音読の録音は定期的に行い、修正点を見出しています。

さて、今夜はこれから筋力トレーニングと西野流呼吸法です。電車での移動時間が長かったのでまだ着手していません。あと1時間半ほど2つのトレーニングにかけます。

明日は紙飛行機の大会があるのですが行きません。授業の準備の方が大切です。全然遊んでいないのは良いことです。

2024年5月11日土曜日

大学院受験の頃

これまでの人生で一番勉強したのは大学院を受験する時でした。

当時会社に勤務していて、「大学院を受けたいので会社を辞めたい」と上司に伝えたところ、休職扱いで受験することを勧めていただきました。ありがたいことです。

もう後には引けません。これで合格しなければ同僚にも合わせる顔がありません。そこで、好きなスポーツカー(ユーノス・ロードスター)を迷わず売却しました。車を手元に置いていては勉強に集中できないとの判断です。次に失礼ながら滑り止めに自分の母校、都内の私立大学大学院を受験しました。無事に合格したものの、もっと上の大学院を目指さないと駄目です。

本命の国立大学は過去の入試問題をみても難問ばかりです。英語は必須であと2科目は会場で選択できます。経営学と経済政策を選ぶ予定で勉強しました。

普通の勉強ではまったく足りません。受験する大学の図書館に朝から夜まで通い詰めました。水、食べ物も一切取らず、休憩は合計で30分間だけです。ひたすら経営学と英語などの勉強に励みました。この間、図書館から一歩も出ず、一度椅子に座ると4時間は座ったままでした。眠くなることもまったくありませんでした。

こうして一日が終わると原付バイクで実家に帰り、また勉強してから休みました。1日も休まずに3ヵ月間継続して、試験当日を自信をもって迎えました。試験が終わるとともに「合格できたな」と手ごたえを感じました。とりわけ英語は満点ではないものの、問題を解くのは楽々でした。

無事に合格して会社に報告に行きました。すると同僚全員に驚かれました。数ヵ月前と風貌が全然違うというのです。確かに3キロ程度は痩せたのですが、それだけではなかったようです。

このとき思ったのは、いざというときの集中力の高さです。自分でも意外だったので、確実に自分への信頼が高まりました。当然、食と性の節制は極限レベルでした。水さえも飲んでいませんでした。火事場の馬鹿力は本当にあるのだと痛感しました。とはいっても、実家からの挑戦で両親に支えられていたおかげで勉強に集中できたのです。それがなければ合格には届かなかったと思います。

ちなみに、大学教授の父は「一度就職した人間が一流国立大学の大学院など受かるわけがない。大学院をなめるな」と母に言ったそうです。筆者はまったく知らなかったのですが、常に勉強全国トップ(国家公務員1種は全国3位)の父からすれば、劣等生の私はどうにもならなく見えたのでしょう。合格したことで多少は見直してもらえたはずです。

現在の筆者は常に当時の経験を思い出しながら節制に取り組んでいます。違いは当時ほどの柔軟な頭脳が無いことです。しかし、最近はそれでも良いと思っています。できるだけ節制して生活して、大した業績を残せなかったとしてもその生き方は自分で評価できます。

しかしながら、いまの努力ではまだ目標を下回っています。確かに職場は気難しい人だらけで孤立していますが、別に同僚と心を通わせようとは思いません。表面上のきれいごとを前提とした付き合いは無駄に思えるのと、昨年から複数の教員と対話を重ねてきて、理解し合うことなど土台無理な話であると思いました。いったん彼らに同調しなくなれば、今度は筆者が批判の対象となります。

しかし、いまの筆者は他人の評価など気にしません。それよりも、目標とする大学、大学院受験の頃の自分に負けてしまっているのだけが残念です。なぜ当時の自分に勝てないのかと思ってしまいます。そして、今日も筋力トレーニングをしながら、いつか自分の受験時代を超えてみせると言い聞かせています。それは能力の面ではありません。ひたむきな努力という側面です。努力だけは何歳になっても可能です。

努力せず、教授の地位に安住するようになったらおしまいです。その努力は査読付きの学術論文、学会論文を書くことではありません。もっと大切なことがたくさんあります。

Family Ties断念

連休中から観ていたFamily Tiesは全体の60%観終えたところで断念しました。どう工夫して観ても退屈です。寝てしまいそうなほどです。競合する作品であるFull Houseの方があらゆる面で完成度が高いです。作品との相性があるのでこのようなこともあります。

無理して観続けても勉強にはなりません。もともとコメディは好きになれない分野です。

しかし、Full Houseが優れた作品であると気づくことができたのは収穫でした。Full Houseは全部で192話で、時間をかければ全部観ることも可能です。まずは手元にあるseason 1を再度観てからその先どうするかを考えます。season8まで全部観ることにとらわれると選択肢が狭まります。

「ニュースで学ぶ『現代英語』」は、今週は過去の再放送でした。なるべく新しい番組に馴染もうと録音して繰り返し聴いています。

水、木、金曜日に進行(MC)を担当されるトラウデン直美氏の聡明さに気づきます。「なるほど」と言いながら、どんなことでも本質をすぐに把握されます。臨機応変で言葉遣いは現代風です。そして、時折聞かせる英語の発音の美しさ、正確さに魅力を感じます。ドイツにルーツをもつ方なのですが、英語もかなり話せる様子です。さすがNHK英語番組のMCという印象です。

2024年5月10日金曜日

連休が終わって

この1週間は長く感じました。教員同士の会議では批判的な発言が目立ち、何も得るものはありませんでした。仕事なので我慢するのみです。発言は一切しませんでした。

学生の勉学への姿勢では良い兆候がみられました。ゼミで日本企業の強みを報告してもらいました。正直なところあまり期待していませんでした。しかし、きちんと報告してくれて内容がとても良かったです。連休中にかなり勉強し、仲間同士で連絡を取り合って発表の準備をした様子がよくわかりました。スライドの作り方は若者の方が上手です。

このくらいの報告ができると、他大学の最上位の学生と比べても遜色ありません。女子学生のグループで、中心となる学生は私の講義をすべて受講しています。1年前より勉強するようになっており、成果が上がってきました。

今週のゼミは私の勉強にもなりました。このまま努力を続けてもらえるとさらに良い結果につながりそうです。

仕事以外では、西野流呼吸法と筋力トレーニングは休んでいません。夜遅くなっても必ず実践しています。そのためか、朝7時15分には職場に着いています。早く出勤できるのはエネルギーがある証拠です。

食事は1日半の断食を行いました。問題ありません。そのあとは1食で済ませています。2食までは必要ありません。体重は50キロちょうどです。来週は他大学での講義もあるため、万全の態勢で臨みます。

2024年5月6日月曜日

連休の総括

連休中は数回の外食を除いて特に出かけませんでした。買い物にも行きませんでした。食事の量は多くも少なくもない、適量でした。それでも平日に比べれば多い量でした。外食は1年前から時々出かけるようになり、行くお店を選んで注意しています。理想でいえば外食を完全にしないのが好ましいとの認識に変化はありません。

休みに入る前に仕事の本や道具を多く持ち帰りましたが、計画どおりには進みませんでした。この点は昨年の連休の方が厳格に過ごした記憶があります。

紙飛行機は一度も思い出さず、公園には行きませんでした。紙飛行機はいったん卒業したといえます。ほとんどとらわれません。評価できることです。

テレビは『鬼滅の刃』を少しだけ観ました。以前観た場面の確認で、時透無一郎さんのところしか関心がありませんでした。それでも鬼との闘いは長い構成です。『笑ゥせぇるすまん』の短時間構成に慣れるととても長く感じます。さらに、『孤独のグルメ』を数回観ました。修身録の対極にある内容ですが観るだけなら問題ありません。連休中にテレビをつけたのはそれだけです。

英語への関心、こだわりは数年前より薄れてきました。最大限に努力してみてそれほど出来るようにならないことと、現在の仕事で使う場面が少ないことが動機づけを弱めています。しかし、必ず続けていきます。好きであるものの執着がなくなっているので勉強時間は長く取れません。今後は次の展開を考えています。連休中に世界保健機関に勤務する日本人女性の英語インタビューを聴いていたら、字幕付きの英語作品を30回繰り返して観ていたという発言もありました。参考にします。

最近はむしろ経営学や他の勉強の比率を高めています。あまりできない英語ばかりをやっていても発展性がありません。個人の限界もあります。ピーター・F・ドラッカー氏の助言にしたがって、むしろ得意な領域を伸ばしたり、新たに統計解析や重要度の高い領域の学習に力を入れたりします。

点数をつければ連休中の過ごし方は80点位の感覚です。フルに仕事がある平日は90点から95点位はつけられるので、休みにのんびりしてしまう弱さがあります。多くの改善点があり、次の課題に向けて検討します。ここから3か月間は休みが大幅に減りますので、今一度生活を見直す時です。過去では自己採点で大学院受験時が100点(気持ちでは120点)、大学受験時が95点の生活でした。受験当時の自分の生活を常に目標に定めています。

計画どおりに進んだのは西野流呼吸法と筋力トレーニングです。毎日2セット以上は欠かさず、1日1時間30分~2時間実践して成果が上がっています。休んでしまうと意味がなくなるため、油断できません。

今週は断食を取り入れながら毎日筋力トレーニングに励みます。ホーマックで新しい器具も購入しました。夕食の時間がもったいないので、夜はトレーニングと呼吸法で過ごすことを考えています。南北先生は規則正しい食生活を推奨されます。本当は食べる日と食べない日の差が無い方が良いわけです。しかし、平日に極力節制するのが良いと判断しています。

水曜日には『笑ゥせぇるすまん』が更新されます。10分間の動画から教訓を得て生活様式を改善します。学生たちは勉強したでしょうか。あまり期待はできません。それよりも、自分の生活をもう少し厳しく律していければと思います。

2024年5月5日日曜日

10分間で語る

藤子不二雄A氏の『笑ゥせぇるすまん』は10分間で完結する話がほとんどです。10分間でこれだけ深い内容を伝えられる人は誰もいません。

ブラック・ユーモアといわれますが、そのようなありきたりの言葉でくくれる作品ではありません。 大変に考えさせられます。毎回主人公である喪黒氏は厳しく人を罰します。この厳しさは時に不条理に感じながらも、多くの場面で身が引き締まる思いがします。罰せられた人を「おろかで弱い人だ」「不幸になるのも仕方がない」と笑える日本人が果たしているでしょうか。喪黒氏は人間の弱さを天にかわって指摘しているかのようです。

一方、『修身録』の水野南北先生は本当に厳しい言葉を書き連ねています。この厳しい炎に耐えられなければ、仕事やその他の分野で成功することなどありません。修身録における厳しい一連の指摘には、笑ゥせぇるすまんとどこか重なる雰囲気があります。とても興味深い点です。

笑ゥせぇるすまんは公式サイトで週に3回更新されています。ご関心のある方には視聴をおすすめいたします。特に男性の方に観ていただきたい話が多々あります。これを観て、女性への接し方には細心の注意を払わなければなりません。自由に楽しめば幸せから遠ざかります。

ただし、自分を含めて誰も実践できないような厳しすぎる禁欲をすすめることはしません。地上時代のイエス・キリスト様のような水準で生活できたら、もはや人間ではありません。人間としてちょうどよい厳しさの禁欲、自分なりの限界に近づける禁欲のレベルは、それぞれ自分で設定する必要があります。それは年齢や健康状態、体の機能によって違ってくるため一律に決めることはできません。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編

昨日、本日の連続で「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」(19時~フジテレビ)が放映されています。

今回は天才剣士である時透無一郎(ときとう むいちろう)さんが登場しています。同アニメで一番好きな登場人物です。昨夜は後半の20分間のみ観て、ヤマ場はまだ先(5日)であると確認しました。上弦の鬼を退治する場面が最大の見どころです。

本日の放送時間はさらに長く、仕事や勉強、家事などに忙しい方は観ることはできないと思われます。私も無一郎さんの場面だけを短時間観みます。

また、主人公たちが退治する別の上弦の鬼は不死身に近くてとにかくしつこいので、観ているとストレスがかかります。残酷な場面もあって子どもにはおすすめできません。

もし小さなお子さんが観るのであれば、時透さんの場面だけは圧倒的な強さで比較的軽く鬼を退治しますから、安心して観ることができるのではないでしょうか。もうひとりの柱である甘露寺蜜璃(かんろじ みつり)さんの戦闘場面もだいたい大丈夫です。多くの家庭にある大型のテレビでは迫力があるため注意が必要です。

筆者は残酷な場面は見ません。ただし、力作であることは確かです。

2024年5月3日金曜日

観客の笑い声

Family Tiesを観ています。観客の笑い声がどうしても邪魔してきます。シットコムという分野で仕方がないとはいえ、絶えず笑い声が入ってくるため集中力が削がれます。臨場感を出すための古典的演出ですが、わざとらしくて逆効果です。

この作品の長所はマイケル・J・フォックス氏が綺麗なことです。言葉は丁寧で紳士的です。かわいいと言って良い、さわやかな男性です。そして、ジーンズの穿きこなしも高い水準です。Back to the Futureと同時期の作品で、フォックス氏が出演しているから購入を決めました。

しかし、場面の切り替えはまったくといっていいほどありません。家の居間と台所でほぼ済んでしまいます。それが少し単調さを生んでいます。観ていて眠くなってしまう場面があり、作品との相性はそれほど良くないといえます。これは繰り返さなくても良さそうです。

繰り返し観たくなるようなドラマは滅多にありません。映画の方が相性が良いのです。しかし、2時間一気に観る時間がなかなか取れないため、短時間のドラマを選ぶことが多くなります。

ドラマと映画では、作品の背後にある哲学・思想が異なるようです。映画の方が高尚です。それでも観続けていると発見がありますし、『明日があるなら』のような映画を超えるドラマにも出会えます。

まだまだ海外ドラマ探求の旅は続きます。今日は「ラジオビジネス英語」の特別放送があり、日本人が英語で対談を行うようです。録音して聴きます。

2024年5月2日木曜日

自動車づくりの今後

自動車はもっとも高度な工業製品のひとつです。そして、ガソリンエンジンの分野では欧州の車が世界の頂点に立っています。デザインを含めてもう進歩の余地がわずかにしかないほどの完成度の高さを誇ります。

600万円を超える車は数多く存在します。それらの車は街中で一目でわかるほど存在感があり、日本の自動車には近づけない高みにあります。特にドイツの自動車は他を圧倒する存在で、今後も多くの自動車メーカーの目標であり続けることでしょう。

しかし、一般消費者が使う自動車としては600万円以上の車種は日常の買い物や通勤では過剰と考えられます。狭い日本の道路と混雑状況のなかで、大きな車体は使いにくい面があります。また、運転の仕方によっては他の車に威圧感を与えます。筆者は高級ドイツ車にあおられた経験を何度か持っています。そのようなことから高級車に乗る日本人は好きではありません。より率直にいえば、大きな車で威張る人たちが嫌いです。

ある程度車に乗ってくれば大きな高級車への欲は無くなります。年々小型車にしか関心、魅力を感じなくなりました。これからが小さな車が活躍する時代です。なかでも日本の小型車は道具としての完成度は世界最高峰です。

まだガソリンエンジンを搭載した車は大きな役割を担います。決してなくなることはありません。一方、電気自動車では中国の製品に大きな力を感じます。特にバッテリーの技術は世界一の地位を確保しており、今後も変わらないものと思われます。