2025年5月9日金曜日

熱心な新入生たち

今年の新入生は過去数年でもっとも勉強への姿勢が良いです。入学者数が大きく減ったものの、資質の面では逆に良くなっています。大きな教室の授業で通常は後ろの席に座る学生が多いのですが、最前列に座る学生たちがいます。そして、教壇で話していてこちらに注目してくれるので、新鮮な雰囲気があります。授業後に質問やコメントもあります。少し皆の視線が強すぎて、筆者があまり目を合わせないように配慮するほどです。

連休中はこどもの日を除いてすべて授業でした。決して休まず授業に出ています。官僚は「学生を出席するだけで評価しては駄目だ、あくまでも修得度で評価しなさい」と現場を知らずに言います。しかし、この連休中に実家に帰らず大学に通って熱心に学んでいる姿勢は評価に値します。あとは卒業までいまの姿勢が続いてくれることを期待します。

非常勤先の大学で受講している学生は2~4年生で、大教室の後ろにかたまるのは例年どおりです。今年度はアジアからの留学生が数人受講していて、授業後に教壇のところに来てくれます。皆さんとても滑らかな日本語を使い、授業も理解できているそうです。

全体でみれば若い人たちの方が付き合いやすいです。それに柔軟な学習への対応などは学ぶべき点があります。人間は年を重ねるごとに自信過剰になり威張ってきます。若者の方が筆者の感覚に近いといえます。

2025年5月8日木曜日

恋愛偏重主義

食と性の節制を常に心がけていると、恋愛を重要視する生活から大きく離れます。ほかに優先度の高いことが多く存在するからです。自分を高めるための、仕事に役立つための勉強をしたり、世の中への貢献を考えて準備したりするようになります。

恋愛を人生の中心に位置づけているうちは、まだ本当の人生の段階に立っているとは言えません。恋愛はどうしても自分たちの世界で完結し、小さな世界で利己的な満足感にひたることが増えます。世の中全体への関心は薄くなります。

それでも、極力肉体関係をもたなければ深みにはまってしまうことはありません。常に自制心が効きます。恋愛で体の関係を深めるほどに、真理からは遠ざかります。そして、特に男性はエネルギーの大量放出により短期間で老化します。女性の老化は男性のそれよりも少し遅れて表面化します。

簡単に手に入る快楽には代償があります。代償もなく快楽が手に入ると考えてはなりません。本能は誰でも努力せずに満たせます。そこに落とし穴があります。食、性ともに節制しないと老化するのは明らかです。

いくら遊んでいても老化しない人がいるようにもみえます。しかし、その人が80歳を過ぎた頃になると事情は違います。誰の目からみても老化しているはずです。

2025年5月7日水曜日

女性の課題

シルバーバーチ霊がいうように、女性の課題は感情の制御をすることです。いつも平らで穏やかな心を持てるよう、自制しなければなりません。男性とは異なる課題です。

「あんぱん」で美術の学校に通う主人公たかしさんがのぶさんに手紙を書きました。後半に「銀座にはたくさんの美人がいる」と書いて、のぶさんの怒りを買います。彼女の反応は女性の弱さを明確に表現しています。自分の大切な男性が、ほかの女性に少し関心を持つだけでも許せないというわけです。

たかしさんは深い意味があって書いたのではありません。最後の絵をみればわかることです。このようなのぶさんの感情と行動に賛同する人は、まだ修行がまったく足りません。成熟した女性ならば、ほほえましいと軽く受け流すことができます。努力など何も必要としない、ごく簡単な基本です。

男性が多少女性に関心があるのは当然です。目くじらをたてて怒る必要はありません。女性は男性とはそんなものと知っておかなければなりません。もし女性に100%関心がないという男性がいたら、健康でないか老化しているか、嘘をついているかのいずれかです。むっつり助平が一番たちが悪いです。隠している男性は本当に怖いです。

ところで、ドラマには別の問題がありました。授業で女性をモデルに絵(デッサン)を描いている場面です。NHKなのになぜ、と驚いてしまいました。倫理的に問題を含みます。そのあと先生が女性をデートに誘い、断られる場面までありました。さすがにここはまずいです。あえてこのデッサンの場面を入れる必要性があったのかどうかです。視聴者から苦情が多々ありそうです。筆者もこの場面は問題があるという立場です。悪ふざけしすぎです。たかしさんの友人けんたろうさんの発言も下品でした。

男女の関係とは本当に難しく繊細です。いつも適切な距離が必要です。そして、少しでも清らかな関係を築く必要があります。しかし、人によってその価値判断には相当な幅があります。自分の考えを押し付けることは控えなければなりません。

2025年5月6日火曜日

今日も授業

世の中は連休最終日です。大学は今日も授業があります。今年度は多くの学生たちが帰省できず、特に新入生たちは疲れがたまってきている頃です。少し気の毒です。

大学の授業は学びの一つの場にすぎません。現代は無料でも相当な量の知識が得られるようになっていますから、学生は授業にとらわれる必要性は低いと思われます。それでも、デジタル化による弊害ははっきり出ています。画面をみてわかった気になるだけで自分で汗をかいて勉強する機会が減ります。試験で論文を書かせてみるとその弱さは明確です。以前の学生よりも全然書けなくなっています。レポートを課すと無難で表面的な内容に終始します。生成AIの回答を参考にしている可能性があります。間違ってはいませんが少しも面白くないレポートばかりです。

このような時代になると、効率が悪いといわれる古典的な学習にこだわっている人の強みが光ってきます。10年経過するとかなりの力になります。読売新聞社は教科書のデジタル化に強く反対する見解をもっており、スウェーデンの取り組みと併せて記事がよく載ります。スウェーデンではデジタル化が生徒の学力、集中力を大きく落としたとみなして紙の教科書に戻しています。

世の中の流れでは紙の教科書に黒板を使った授業は古臭くて役に立たないとの立場です。事実は異なり、そのような古い授業からこそ学ぶものがあります。日本人はそれを捨ててしまっています。現場でそのことが分かっている教員はごく少数です。生徒、学生はほぼわかりません。デジタル化の弊害はこの先10年で誰の目にも明らかになるはずです。

教育方法ではアクティブラーニングなど片仮名ばかりの遊びが広まっています。知識の蓄積のない生徒たちが議論しても何も生まれません。もうそのことに気づいても良さそうな気がしますが、筆者の大学でもアクティブラーニングを声高に主張する教員が目立ちます。決まってそのような教員は会議で和製英語、片仮名ばかりで強く説明しています。「それならばまともな英語で話してください」。いつかそう発言してしまいそうで怖いです。

2025年5月4日日曜日

粗食と髪の毛

1日1食や粗食にすると栄養不足で髪がへたって少なくなるという主張があります。完全な間違いです。まったく関係ありません。筆者は同年代よりも相当に食事の量は少ないですが、逆に髪の毛の量は平均値よりはるかに多いです。しかも、手で触ると強く跳ね返ってくるほどしっかりと生えていて、伸びは1ヵ月間に2センチ以上です。毎回バリカンで刈り込んでなるべく1ヵ月間持たせます。

美容室ではバリカンで刈る時、美容師さんの手のひらに切った短い髪が刺さることがあります。自分でバリカンを入れるときも同じで、手のひらに時々刺さります。ちょうどトゲが刺さるのと同じ感じです。そんなに珍しい現象ではありません。

また、髪の毛はたまにしか洗いません。夏だけは毎日流しますが、冬は1週間に2回しか洗いません。5日間洗わない週もあります。その代わりとして、1ヵ月半に一度の割合でヘナでトリートメントをしています。髪の健康を保つためです。

さらに白髪はまだほぼ無い状態です。粗食をしていても変わりませんので、髪はほかの要因と関連していると思います。それが何なのかはよくわかりません。ひとつにはヘナのトリートメントが効いているはずです。さらに性エネルギーを昔から温存しているので、そのせいかもしれません。弟も母も性エネルギーを温存するタイプで髪はふさふさです。祖父もそうでした。お酒を飲まないのが良い可能性はあります。家族全員お酒を飲みません。飲めるけれども飲まない、ということです。お酒を徹底して嫌っています。筆者は一応お酒は飲めます。ウイスキーはストレートでも大丈夫です。水割りにはしません。特に「響」は美味しいとは思います。

食べ物の栄養がそのまま髪の毛に流れると考えるのは安易です。人間の体は神秘的です。髪に不安がある場合、性を含めたほかの要因を検討した方が良いです。

2025年5月3日土曜日

土鍋で炊く

白米は土鍋で炊いています。最近実家で教わり、炊き方を変えてみました。味が全然違います。そして、食べていても軽いです。電気ではここまでの味は出ません。火で炊くからこそ、本当の美味しさが出ます。

外食で使われるお米はほとんどが最低品質です。お米の価格は高止まり傾向が続き、飲食店ではさらに質を落としてくるはずです。なるべく自宅で炊いた方が良いですし、『修身録』を実践するには最適な時期です。

白米と玄米ではできれば白米が良いです。玄米は消化するときに体に負担がかかり、また、アクを取り込みます。しかし、波動測定しても玄米で寿命が大きく縮むことはありません。好きな方を選択するのが良いと思われます。

白米の糖質を気にしすぎるのは良くありません。食べ過ぎないようにすれば問題はなく、おかずに注意することの方が大切です。なかでも魚類は厳禁と考えた方が安心です。食べる場合には小さい魚にすることが大切です。大型の魚を生で食べると、ほかの健康努力がすべて帳消しになるばかりかマイナスになります。鮪のおさしみ1切れで考えられないほどの猛毒を取り込みます。海が汚染されているからで、お寿司は絶対に避けなければなりません。

2025年5月1日木曜日

強くなったら

人間は気持ちが強くなったらうまく生きることができます。世間の厳しさを軽くかわし、何事にも動じない平常心で臨めます。そのような境地を目標に努力を重ねる人もいます。

しかし、本当にそれが最高の人間に近づくことになるのでしょうか。単純化した理想像はすぐに崩れます。人それぞれ違った魅力があり、個性と強みは規定できません。筆者の感覚でいえば、気持ちが強くなってどんなときにも多様な仕事を楽々とこなしている人がいたとして、その人に魅力を感じるとはとても思えません。近づきにくい人だな、と本能で避けます。

特に女性は本来、気持ちが優しく繊細な存在です。強くて困難に負けない人になったら、その女性は生まれついての魅力をなくしてしまいます。これは盲点かもしれません。男性の側からみれば、自分と同等かそれ以上にしっかりとした強い心をもった人に魅力を感じません。デートに誘おうなどとは決して思いません。うっかり声をかけたら怒られそうです。また、小さな子供たちは本能で人を見抜くので、強いだけの女性は仲間、友達とはみなさないでしょう。

強くなれば良いという単純な話ではありません。強くなればなるほど孤独さは増します。皆が警戒するからです。動物も近づいてはきません。弱かったとしてもそれは個性で、無理に変える必要はありません。弱い人は心が繊細で優しい場合が多いです。世の常識にとらわれてはなりません。筆者は心が弱い人の方が好きです。禁欲して体を鍛えて見せびらかし、いつも会議で発言してリーダーシップを発揮し目立っているような男性がいたら、友達にはなりません。そんなおじさんといても楽しくありませんし、気持ちが休まりません。

人間は心を鍛えて真に強くなれば、会議で余計な発言などしなくなります。人を支配しようとはしません。インドの聖人たちは皆無口です。無口でいることは大切な要素です。いつも余計な発言を繰り返している男性は、軽薄で男らしさがありません。仮に英語を流暢に話せても何の価値もありません。中身がないからです。中身があれば、一言も話さなくても良いくらいです。所詮言語は単なる道具です。

2025年4月29日火曜日

厳しすぎ

休む前に「あんぱん」を観ます。女子師範学校の女性教員は厳しすぎです。「お国のために勉強しなさい」などと上から目線のきつい言葉が続き、見ているだけでストレスがかかります。そして、寮にいる全然かわいくもない上級生からのしごきを受けます。いくらこの時代だからといって、女性がこんなに厳しいはずはありません。

男性ならばわかります。底意地の悪い先輩は山のようにいますし、暴力的な教員もいます。しかし、女性は違います。ドラマでは女性の威張り具合を誇張しすぎています。少し美人でもきつい性格なら筆者は完全に無視します。綺麗でない外見で中身も強かったらどうにもなりません。

「あなたはぼうふら(蚊の幼虫)より弱い」とは殺人級の言葉です。たかが教員というだけでこの威張りようです。不快です。教員は誰も叱ってくれる人がいないから、現実世界でも暴走しがちです。現代の大学でも同じです。こういう女性は無視するに限ります。

2025年4月28日月曜日

能力の限界

勉強のことで他大学の先生とメールでやり取りしています。先生がいうには、「二十歳過ぎればただの人」は真理だそうです。いくら受験の頃に出来たからといって、その後同じように能力を発揮することは稀です。その先生は私立の最高峰大学を出て、他大学で博士号を取得し、英国にも留学している秀才です。

特に直近の8年間は自分としては限界までやってみました。ここまでの経過をみると、あまり能力は変わりません。自分の10代後半には遠く及ばず、成果としては年々経済力が高まっている程度です。食、性ともに筆者ほど禁欲的な次元で生活している日本人男性はほとんどいないと思うので、禁欲は能力の開発には役立ちません。

役立つかどうかは別として、食と性を節制するのは素晴らしいことです。もう自分の能力開発につながるかどうかは重視しなくなりました。限界も身に染みてわかります。それでも最後まで努力だけは続けますし、やはり好きなことに変わりはないので続けられます。筋力トレーニングや西野流呼吸法もそうです。

さて、今年は連休がすべて授業です。5月5日だけは非常勤先の大学が休みです。したがって、あまり自分の勉強ができません。どの授業も人数が多いため、出席や課題の管理だけはしっかりやっておきます。

2025年4月27日日曜日

飲食店の費用削減

『修身録』を実践していても、時々は外食や中食を利用します。いま外食市場では原材料価格の高騰が続いており、現場では費用削減の努力が進んでいます。したがいまして、安心して利用できるお店だったところが、短期間で悪い店舗に大きく変化する場合が増えています。

もっとも注意したいのはお米です。お米の品質を落とせば簡単に原材料費を減らせるため、多くの飲食店で実践しています。味は相当にまずくなります。ご飯を無料でおかわりできるお店であれば、利用しない方が安心です。男性客は必ずといってよいほどおかわりします。女性と違って糖質の制限を考えません。お店にすれば2回もおかわりされたら大変です。そう考えれば、良いお米など使うはずがありません。何よりも、食べればすぐにわかります。

この時代に良質な外食はほとんどありません。波動測定では、外食に限定すると(中食を除く)安心して利用できる店舗は日本で0.7%まで低下しています。なるべくよい食材を買ってきて、自宅で作るのが安心ではないでしょうか。仕事との両立は難しいものですが、外食産業の質の低下が著しいので可能な範囲で努力できればと思います。