2023年11月11日土曜日

書いて学ぶ

教育の現場は情報化が進んで、黒板を使った授業は旧式のやり方とみなされています。しかし、「パワーポイント」が定着してきたころから学生の学力が急に落ち込んでいる実感があります。特に男子学生の中には字をまともに書けない人が少なくありません。

普段情報機器を使いすぎて、書いて覚えたり考えたりする方法を取らないからではないかとの仮説をもっています。

筆者は授業で黒板を使い、書いて説明することを繰り返した結果、副産物として自分の学力を高めることに成功しました。もしスライドを使っていたら、現状の水準には到達できなかったと思われます。そして自己満足ではなく、はるかに高学歴な若手研究者たちから一定の支持を得るまでになりました。

手で書かないと得るものは少ないと考えています。しかし、学生にそう伝えても実行する人はごく少数です。画面上で確認し、さらに資料が配布されれば誰も自分で書こうとは思いません。

その一方で、問題解決型の授業が大切であると声高に主張する教員がいます。問題の本質はそこにはありません。書いて学習する習慣がないと、正確な知識が定着しません。知識がなければ意見を言っても内容が無く、単なる時間の浪費です。そのような知識のない学生が集まって討論したところで、遊んでいるのと変わりません。

日本語は誰でも使えると軽視している人が多すぎます。本当は違います。中途半端な日本語使いはいくらでもいます。教員の世界でもそうです。情報機器に頼りすぎない、古来の学習方法を見直すことが必要です。

「これからの時代、綺麗な字を書く必要はないし、書けなくても問題はない。字を書くのはサインする時だけ」と言うビジネス英語の第一人者がいます。堂々とテキストにそう書いています。とんでもない間違いです。

非常勤先の大学は学生全員にPCを配布してみな授業に持ち込んでいます。手でノートを取る学生はごく一部です。その負の影響が出るのは数年先です。

そうはいっても、手で書くのにはエネルギーが必要です。一度キーボードの手軽さに慣れてしまったらなかなか戻れません。気づいた人だけが注意して、手で書く訓練を継続する姿勢が大切です。筆者はタッチタイピング(ブラインドタッチ)はほぼ完璧ですが、極力手で書く時間を持つように配慮しています。安易な方向に流れないよう、常に律しています。

2023年11月9日木曜日

おかしい

今週も職場で厳しい状況が続き、不可思議なことが起きています。1年前から学内で重要な地位に推薦されていて、理由があって断り続けています。今週筆者の地位を推薦するための会議が2回あり、同じように断っています。長時間(今週は3時間)で疲れてしまいます。

5人の相手も諦めません。一番若手の女性博士は以前であれば近づいてもこなかったのに一番に推薦してきます。頭が良いから策を弄して説得しようとするのですが、珍しく親しげな雰囲気です。今まで堅物だとみなしていたのに、話すとそうでもありません。

何かおかしいと思い始めました。修行僧並みの生活に移行して1年半以上経過し、その影響ではないかと強く感じています。もう一段上の水準に移行できるよう努力します。

しかし、眠いのが最大の障害です。色々勉強したいことがあっても、眠くなる時が増えています。関心があるテーマや勉強でもそうで、理由がわかりません。それでも会議では眠くならず、紙飛行機を作っていると頭は冴えています。映画館は大丈夫です。疲労感があるわけではなく、さっぱりわかりません。

このように人間関係と眠気についてはわからないことばかりですが、修行を一層強化します。失うものは何もないので、自己責任で突き進むのみです。

2023年11月6日月曜日

母校を訪問して

大学祭に出かけてみて、思った以上に母校の良いところが目につきました。これは在学中にはわからなかったことです。祭日でお昼前から混雑してしまったので、今度は人の少ない時間帯に出かけます。

所属していたサークルの同級生、先輩ともに年賀状では連絡を取っています。さらに、新製品開発を課題とする経営学演習で一緒だった友人は、その後国立の大学院時代をともに過ごした仲間で連絡しやすい状況にあります。小さなつながりを育てておけば、お互いに知的水準が高まっている状態では何らかの活動ができそうです。

大学祭期間中でも、キャンパスの奥に位置する図書館周辺は人が少なめです。図書館下にはタリーズコーヒーまで入店しています。すぐ近くには馬術部の活動場所があり、付属高校の野球場もあります。都内なのにこの広大で静かな環境は信じられないほどです。当日の朝、新宿駅で乗り換えたときには人ごみにうんざりしてしまいましたが、大学の敷地内は別世界でした。さらに、駅周辺は高級住宅街で喧騒とは無縁です。

英語部の演劇を見ることができなかったのだけが残念でした。大学祭での公開が最終日のみでした。長いセリフをどのように覚えるのか知りたかったのです。

新入生歓迎期間中に英語部も訪問したのですが入部しませんでした。10代の当時から英語を学んでいれば習得度はまた違ったと思われます。それでもあきらめずに英語は生涯勉強を継続します。

2023年11月3日金曜日

母校の大学祭

久しぶりに母校の大学祭に友人と二人で行ってきました。山手線の駅からわずか1分の好立地です。門を抜けると変わらずあか抜けたキャンパスが広がります。東京都内ではもっとも綺麗な大学の一つです。

筆者の在学中に比べると新しい建物が増えました。登録有形文化財としての旧校舎を十分に生かしながら近代的な建物と融合した素敵なキャンパスです。この美しいキャンパスは癒しの効果をもっています。

学生さんとは話しませんでした。出店や展示をみると普段教えている大学の学生と同じような雰囲気でした。

図書館入り口で待ち合わせをした友人は紺のセットアップにスニーカー姿でした。すごく細くてモデルのように綺麗な体型です。格闘技を続けているからであり、体重は55キロしかないといいます。49キロの小柄な筆者より二回り痩せて見えます。スリムで強靭な体を維持するのは努力のたまものではないでしょうか。

しばらくするとキャンパス内は大変混雑してきました。最後は別行動の時間として別れました。今日は卒業生を大切にする小規模な私立大学の良さを感じました。今回参加できなかったゼミの仲間と連絡を取り合って、定期的に訪問するつもりです。運よく愛子さまをお見かけすることができるでしょうか。

順調

この1年間は特に人間関係が良好です。以前筆者を敵対視してきた同僚が、とても親し気に接してくれます。その原因がどこにあるのかは正確にはわかりません。

ここにひとつの仮説を示します。最初に、食の節制だけでは人生はあまり変わりません。なぜなら簡単に実行できることであって特別な努力を要しないからです。しかし、10年続くと貯蓄が確実に増える効果が期待できます。その反面、能力・頭脳は変わりません。

次に西野流呼吸法です。食の節制より大きな効果が見込めます。毎日30分から60分の努力が必要で、継続するには強い意思が求められます。最近は60分間の呼吸法を休んでいません。体の全細胞を活性化させ、太りにくい体を作ります。人生には絶対に必要な要素とみなしています。

さらに性の節制です。食の節制とは次元が違う高度な修行です。健康で若い独身男性ならおわかりかと思います。長期にわたる禁欲は医学的には害があると指摘されますが、そう言い切れません。むしろ継続するほどにすがすがしさや自分への信頼感が増します。人との関係が円滑になっていき、奇跡的なことも起きます。

最近はとりわけ博士号(社会学、東京大学)をもつ職場の女性や若手男性博士(経済学、一橋大学)たちに認められるようになり、これは呼吸法と性の禁欲のためとみなして間違いなさそうです。また、高学歴で気難しい人たちが集まる職場で、嫌いな同僚が一人も居ません。この点は自分でも大きな進歩と認めます。

俗世間の人たちが楽しむことから遠ざかれば、それなりの報酬が手に入ると感じています。まだ仮説の段階で、検証には少なくとも今後数年を要します。それでも確かな手ごたえがあります。周囲では誰も実践していないであろうことを続けて、その先どうなるかは自分で確認してみます。

この修行がよいのは、それが自分ひとりにしか見えないことです。前途は明るいといえます。

[補足] 長期にわたる性の完全禁欲を実行すると目に見えて生殖器の機能が低下します。生産された性エネルギーが頭脳に回るためであり(ウールドヴァ・レータ)、禁欲主義者だったマハトマ・ガンジー氏も経験されました。この現象自体心配することは無いと判断しています。機能がなくなってしまうわけではなく、性エネルギーは場所を変えて体内にとどまります。

このようなケースでは、生殖器はより高次の精神活動を推進するための原動力となります。それでも、結婚を控えている男性、新婚の男性には厳格すぎる禁欲はおすすめできません。ただし例外はあります。パートナーの女性が理解を示してくれる場合です。

また、他の状況下で厳格な性の禁欲を実践する場合であっても、男性としての機能が低下する点は十分に認識しておかなければなりません。それくらいの覚悟が必要です。ただし、性エネルギーの転換によってあらゆることがわかるほどの達観した水準に到達するには10年以上の年月が必要である、とインドの聖人たちから聞いています。まだ長い道のりです。

2023年10月30日月曜日

勝気

女性は生まれながらに男性よりも優しい心をもっています。それは子どもを産んで育てるという使命を担っているからです。愛情と優しさとがなければ、このような偉大な仕事はできません。

ところが昨今は世の中が変わってきています。仕事や学業の場において強気な女性が増えている印象を受けますし、筆者の周囲ではそのような女性の言動を毎日少なからず目にします。

仮に若くて美しかったとしても、勝気で一歩も引かないような女性であればまったく魅力を感じません。それどころか、なるべく関わらないように遠ざけるのが常です。外見はその人の魅力にほとんど関係がありません。うわべより心が静かで安定していることの方が圧倒的に重要です。

そして、女性が安定した心を手にするのは並大抵の努力ではできません。感情の制御が難しいのは男性の比ではなく、今日良かったと思う人が次に会うと良くないということはよくあります。

とにかく意識して感情を制御しなければなりません。その前提として、食事の質を高める努力は不可欠です。ジャンクフード、ファストフード、お菓子を多く摂っていては安定した心を手にすることはできません。第一に、安いお弁当と生の魚類を食べないようにする必要があります。その先はいくらでも上級編がありますが、まずは最低限の食事の水準に到達しないと先に進めません。

また、お酒をたくさん飲めると自慢する女性がいます。実に恥ずかしい行為です。お酒は麻薬のようなものであり、度を超えた飲酒には弊害しかありません。酒豪は欲望のとりこになっている堕落した人間です。お酒に酔って悪態をつく女性は、悪霊にとりつかれたように見えます。

水野南北先生は飲酒は適量を守れば良いとの立場を取ります。その際に、適量を自分の都合の良い量に設定してはなりません。

2023年10月29日日曜日

車で威張る人

過去に路上であおられた経験が数回あり、それらはすべてドイツ車です。

一番ひどかったのは若い女性が運転するドイツ車BMWのセダンです。信号右折待ちで前にMINIがおり、その後ろに筆者のアルファ ロメオ、そして女性のBMWの順に右折レーンに並びました。ところがBMWが後ろからクラクションの嵐を浴びせてきました。前のMINIは右折後にびっくりして路肩にハザードランプをつけて停まりました。

そこで筆者はわざと徐行しました。変わらずクラクションはやみません。そのうちBMWが前に出たので、こちらはパッシングで対抗しました。続いてBMWはドラッグストアの駐車場に入りました。私も買い物があったのでBMWは無視して駐車場に入りました。すると今度はBMWが方向転換してクラクションを浴びせながら向かってきて、そのまま幹線道路に逃走しました。

あきれました。気が狂っているとしか思えません。多少の高級車に乗っているくらいでこの威張り散らしようです。なお、その女性は知らないでしょうが、伝統あるイタリアのスポーツカー製造会社であるアルファ ロメオの方がそもそもBMWよりも車格は少し上です。小さい車だからといって甘く見てはなりません。

現在はあおり運転が社会でも問題視されており、ここまでひどい女性ドライバーはめったに居ません。もちろん車自体に落ち度はなく、要は乗り手の問題です。

2023年10月27日金曜日

中立を保つ

現在大学内の人間関係は完全に割れています。勢力をもちつつあるのは、実力の高い若手教員たちの集まりです。一方、やや既得権に甘んじている教員の集まりがあります。会議では互いの見解が食い違うばかりです。

筆者はなるべくなら中立の立場で、誰とも親しくせず居たいと思っています。しかし問題なのは、どちらのグループからも一定の支持を受けていて、非公式の場で相談を受ける機会が増えていることです。

シルバーバーチ霊がいうように、対立からは何も生まれません。研究者としての水準の違いが組織内での対立の根底にあることは十分にわかります。それでも表立った個人攻撃はしたくありません。近いうちに大学内で選挙がありますので、自分の判断で投票します。

どんな組織も一枚岩とはいきません。意見をいえば誰かが反感をもち、水面下で策をめぐらす人たちが出てきます。誰を信じてよいのかわかりません。どこまで信じてよいのかはフーチで把握できますが、絶対視できませんし人の心は日々変動します。

しかし、このような状況下でも自分のことだけは100%信用できます。ほとんどの男性ができない、食と性の制御に取り組んでいるからです。堕落した生活の要素は皆無です。

今日はこれから西野流呼吸法を3セット実施します。理由をつけて休んではなりません。筋力トレーニングは明日2セット行うため今日は休みます。週の後半からは精神的な疲れが出てしまって、トレーニングに向かう気力を失いがちです。職場では毎日悪いエネルギーを受けます。その対策として、自分を対象とした「遠隔治療」を始めました。日本の女性霊能者に教わった方法です。

2023年10月22日日曜日

眠い

数年間眠気が続いています。平日の睡眠時間は5時間弱です。朝は毎日4時15分に起きています。休日はそれより1時間増える程度で、昼寝はしません。

理想の睡眠は7時間といわれることがあります。確かにそうなのかもしれません。しかしながら、7時間寝ていてはどう効果的に時間を使っても、食べる時間を極力減らしても、すべての予定をこなすのは不可能です。平日の朝はほとんど食べず、昼はお茶だけです。食事に使う時間はこれ以上減らしようがありません。また、旅行には15年間出かけていません。遊んではいないという意味です。

だるくて眠いのではなく、心地よい眠気です。会議で寝たことは一度もなく、授業をしていて眠くはなりません。

フーチの波動測定では体調に問題はありません。フーチを使い原因をわかる範囲で探っていくと、1)霊界とのつながりが強化されて常に霊が近くにいる、2)日々の健康法と知人が開発したエネルギー水の摂取で体内細胞が急速に新しくなっている、の2つが原因として指摘されています。

もし体調が悪ければ顔色が黒っぽくなり、体重が減少するはずです。どちらも何ら問題はありません。眠気さえなければもっと勉強したい気持ちは常にあります。

西野流呼吸法は20分間1セットだけでも長時間の睡眠に匹敵する疲労回復効果があり、さぼらず夜遅くなっても3セット実践しています。まだしばらく様子をみる必要があります。

長く勤める

転職の時代といわれることがありますが、米国ならともかく、日本の社会では転職を繰り返すほどに不利になります。

いかにもっともらしい理由をあげたとしても、転職するには何か問題があると思われます。比較的短い期間で能力開発を目的に転職をすると、優良企業への就職の道は閉ざされるのではないでしょうか。

学生たちの意見は二つにわかれます。卒業生の多くはすぐに転職しているようで、卒業後体験談を披露するために学校に来ています。しかし、職場では我慢も必要であり、長い目でみて勤務しなければ仮に経済的に豊かになっても得るものは少なくなります。

日本的雇用制度の良い点はこの先も変わりません。長期勤続が原則であって、長く勤めるほどにその人への信頼は高まります。友人、知人はみな同じ会社に長く勤務しています。転職を繰り返す人がほとんど居ないのは素晴らしいことです。