2023年12月4日月曜日

とらわれない

日曜日に紙飛行機の大会に誘われ、出かけました。競技には参加せず、広い場所で競技前に飛ばすのが目的です。普段飛ばせないような広い場所です。

会場に行くとすでに多くの男性たちが練習をしていました。熱心です。筆者は最近たまにしか飛ばしていないので、ものすごく良い飛行は最初から期待していません。露で足元が濡れていることから、湿気に強い発泡ポリスチレン機から入りました。

1時間の飛行で80秒が最高でした。腕は落ちています。風に流されてとなりの野球場に入ってしまって、フェンスをよじのぼって何とか回収しました。折り紙飛行機も打ち上げてみたのですが、そちらは30秒に届かないくらいでした。なお、ギネスの紙飛行機世界記録は手投げで30秒弱です。日本の競技会で使う紙飛行機はそれより高性能で、全国大会優勝の目安は5投の平均で50秒です(ゴムを使って打ち上げて合計250秒前後)。中高年男性の選手たちがもつ卓越した技術です。これがどれほど難しいかはやってみるとわかります。ほぼ不可能の数値です。

11時に競技が始まるとすぐに帰りました。今年の全日本紙飛行機大会全国大会で2種目優勝した方(小型の自由機と規定機)も来ていましたが、遠くからみていてもわからないので会場を後にしました。

1時間飛ばすと十分すぎる満足感です。いまはもう紙飛行機にとらわれることはありません。以前はなぜあそこまで情熱があったのか、懐かしく思い出します。禁欲的な生活を加速させてから、趣味にあっさりと接するようになっています。好きな車でさえそうです。これは自分では大きな収穫です。

2023年12月2日土曜日

良い印象

プリンターの調子が悪くなり、ドライバーを再インストールするなどの方法で試しても解決できませんでした。そこで、3年半以上前、大学で遠隔授業が始まった時にPCの設定などでお世話になった技術屋さんに出張でのご対応をお願いしました。

久しぶりにお会いすると前回よりはるかに感じよく対応してくださいました。玄関に入るなり別人のようです。仕事の調子がよいのかなとも思いましたが、3年半前よりも筆者の修行は大幅に強化されているので、その効果が出ているという考えが浮かんできます。

そして、問題は簡単に解決してしまいわずか30分間で完了です。よい機会と思い、Wi-Fiルーターを最新のものに交換していただきました。先日「午前中いっぱい位みておいてください」と電話で言われていたので意外でした。

技術屋さん(PCサービス会社社長)は190センチ近い身長があり、体形が太っていないので年齢より相当若くみえます。営業車は2年前に新しくしたハイブリッドの小型車で、いまはウェブ会議の設定で複数の会社から定期的に依頼があるそうです。仕事が安定していて良かったです。

これならば次の機会も同じ方にお願いできます。順調です。明日は何人かの知人にお会いする予定です。その前に出来る限り仕事と筋力トレーニングを進め、英語の音読と書き取りにも粘って取り組んでみます。専門の経営学よりも英語と日本語の方が面白いのですよね。いまさら英語の教員にはなれないでしょうが、学習は人生修行で生活に張りが出ます。

目標は30年後に「経営組織論」の授業内容をすべて英語で説明できるようになることです。あくまでも学術英語の習得が大切です。雑談、無駄話に価値を見出してはいません。

2023年12月1日金曜日

豹変

人は難しい存在です。誰も単純な人はいません。

地上の人間を含めて、私がもっとも愛するのはシルバーバーチ霊です。人の形態はとっておりませんが、もともと人間の本質は魂であり、体をもつかどうかにそれほど意味はありません。死後に継続するのも魂、心だけです。

では、シルバーバーチ霊は複雑で高度な精神構造を備えているのでしょうか。真実はその逆です。複雑さは少しも備えていません。突き詰めていけば、魂は加速度的にシンプルな性質を帯びてきます。

そのようなことがわかると、高級界に所属するシルバーバーチ霊がとてもかわいらしく思えてきます。ごくたまにユーモアのある指摘をされることがあって思わず笑ってしまい、またその崇高なメッセージに涙を流す場面もあります。こんなにも「人間味」のある方は地上にはいません。それは愛の深さが地上の人間とは異次元にあるためです。

地上の男性と女性でいえば、よくわからなくなっています。最近は10代までの男性が一番接しやすく感じるようになってきました。繰り返し指摘しているように、女性には感情の制御が難しい特質があります。性への欲が低い点は男性より優れているのですが、感情面の難しさには時に疲れてしまいます。本音をいうと、性への欲が強い男性であっても難しい人でなければ一緒にいて楽しい時間を過ごせます。むしろ、感情の制御こそが人の魅力を決定づける大きな要因であるのかもしれません。

最近はゼミ生たちの卒業論文の指導で添削を厳しく実施しています。ここで男女の反応に違いが出てきました。厳しく添削、指摘すると男子学生が好意的に相談しにくるようになります。一方、いままで好意的だった女子学生たちが何か反発する心をもってくるのがわかります。こちらが静かに何も言わなければ良いのですが、少しでも自分の欠点を指摘すると面白くないのでしょう。文字どおり豹変しています。

明らかに男子学生の方が感情面では良好です。女性は自分が感情に欠点をもっていると自覚しないかぎり、魂の開発とは遠ざかってしまいます。すべては自分の行為です。行為に責任を負うのは自分であり、他人は修正することができません。

彼女たちはおそらく感情の制御ができない自分に気づかず卒業していくことと思います。就職して現実世界の厳しさを知った時、彼女たちの修行は始まります。大学など所詮はぬるま湯です。会社は違います。はるかに厳しい上司、口うるさい顧客が山のようにいます。そこで現実を知って愕然とするところから、真の修行が始まります。いまはまだお遊びの段階です。この程度のお遊びで反発するようでは、真剣に生きているとはいえません。

2023年11月30日木曜日

時は流れて

大学時代に親友と思っていたのに、再会してみたら違和感がありました。それぞれ違う意識で生活しているので、少し時間が経過して接点がなくなったのではないかと思います。いまであれば「この男性を親友には選ばないだろう」との感情が自然と湧いてきます。

大学時代の筆者は入学直後、大学に失望してあまり熱心に勉強しなくなり、仲の良い一部の友人と語り合う時間を大切にしていました。いまは違います。誰とも無駄な話はせず、できるだけ自分の勉強と仕事に時間を充てています。怠惰な生活をしている人からみれば尖った存在にみえると思われます。浪人時代と同じくらいの生活をしています。

能力としては大きく伸びません。しかし、難しいことに挑戦する姿勢は失いたくないものです。安定を望むようになったら終わりです。まだそこまで「老化」していません。現在の自分は大学時代よりあらゆる面で情熱的で時に攻撃的です。ただし、同じ年齢層では世界がかけ離れすぎてしまって、接点がありません。話していてもたいくつです。なんでこんな話しかできないのかと思ってしまうのです。一方、若い人たちは軽薄で遊ぶことを優先する人が多くて表面的です。したがって、誰とも接しなくなります。

いま一番美しい生き方をしていると思う存在は花です。花のような生き方ができれば最高であると常に感じるようになりました。育てているクレマチスは毎年盛大に開花して、また次の年に同じように咲き誇ります。不思議なほどの生命力です。

何も言わず、ただ静かに咲く姿は人間とは違います。筆者は人間の生き様よりも、花のそれの方が美しいと思っています。時は流れました。昔の尺度といまの尺度はまったく異なっています。求める要素は別の次元にあります。

2023年11月29日水曜日

英語の成果か

時々心の中で英文を思い浮かべるようになってきました。いままではすべて日本語で思考していたのですが、少しであっても英文が頭の中に自然と出てきます。学習成果が出てきたということでしょうか。多いのは、柴田真一先生の「ラジオビジネス英語」で覚えた文や表現です。

英語を誰かに話す場面が無いので確証はありません。大学では英語の音声動画をゼミ生のみに対して公開していて、希望者が自主課題としてファイルからダウンロードし聴講するように指示しています。

そちらはゼミ生から何の反応もないので英語を話す機会はありません。たぶん一人も聴いていません。学生には期待しておらず、自分ひとりで試す場を探すしかなさそうです。

一番よいのは英語学習の最前線にいる進学校の高校生です。もちろん中学生でも構いません。意欲が高い生徒が集まる学習塾などであればいろいろと試せそうです。

調子のよい状態が続いています。同時通訳者を養成するための「シャドーイング」だけでは話せるようにはなりません。英語の文を組み立てるのはもっと創造的な知的活動だからです。母語話者の後を追って発音するのは受動的かつ簡単な作業です。

能動的な活動としては書くことが一番大切であると思っています。

先は長いので継続して様子をみます。発音はかなり精度が高くなってきました。よい傾向です。書いている時の方が発音が滑らかです。

2023年11月26日日曜日

一生もの

ジーンズは多くの製品が一生ものとして愛用できます。よほど雑に扱わない限り、そして着用する側の体重が適正値にある限り、ぼろぼろになってしまうことはありません。ただし、最初から中古加工している製品は別です。

写真はイタリアのSBU(Strategic Business Unit)、28インチです。生地は厚手で14.5オンス程度あり、ミシンがけをして穴にみせかけているデザインなので強度は落ちていません。伝統的なストレートです。

わたりの部分は少しゆとりがあり、ひざ下はまっすぐに落ちる型です。つまり、テーパードしていません。これにより、男性的な雰囲気を生み出しています。

10年前に買ったのですがお店の人がいうには、イタリア製品は表にブランドの表記などを示さないそうです。このSBUも裏側にブランド名が刻まれており、ポケットのステッチさえありません。所有する日本のEVISUとは対照的です。

筆者は身長が163センチしかなく、海外製品では丈が長いです。しかし、直していません。裾にダメージ加工が入っているためです。そこで、米国ティンバーランドのくるぶしまで覆う靴で調整するようにしています。

背が低い男性でその人なりにジーンズを穿くには陰での努力が要ります。筋力トレーニングと西野流呼吸法です。せめて体を作って着用しないとジーンズに負けてしまいます。まだ着こなせているとはいえませんが、努力だけはしています。そして、このSBUとも一生の付き合いになることは間違いありません。

2023年11月24日金曜日

寿命を延ばす外食

フーチを使った波動測定により、外食には最上位のものから底辺のものまで、その幅が非常に広く存在することが判明しています。測定値では食べるとすぐに死んでしまうほど毒性が強く出る外食もあります。

ここでは寿命を延ばす外食を検討します。最近わかった延命効果の高い外食は、インドやネパールのカレーです。医師のなかには毎日カレーを食べると良い、と主張する人もいるほどカレーは健康に良いといいます。そのなかにあって、質の良いインド、ネパールのカレーは安心して楽しめる外食です。

カレーは食材に長時間熱を加え、体に良い香辛料を多く含みます。一緒に楽しむラッシーなども安心できる飲料です。

フーチがなかったらインドカレー専門店に出かけることはなかったでしょう。

筆者が2回出かけたネパール人が経営する専門店には、フロア担当の男性店員さんがいます。店内を一人で担当していて、驚くほど瞳が綺麗です。日本人で黒いマスクが似合う人は居ませんが、美しいネパールの男性にはぴったりです。ネパール、インドの男性は世界でもっとも綺麗な人種であると感じます。

2023年11月19日日曜日

男性と女性

男性と女性はお互いの足りない部分を補うことで、調和のとれた生活の実現を可能にします。そして本能として、それぞれが異性に魅力を感じるのは人間らしさでもあります。

たとえばここに恋人同士がいて、出かけた先などで他の異性と出会い、よく知らない相手と楽しく会話する場合を想定します。単なる雑談などでそこから特別な関係に発展するのでなければ、パートナーはお互いに対して寛容でなければなりません。

女性は特に嫉妬の感情が強いといわれます。なかには恋人が別の女性と話すだけでも許せない、という方がいるかもしれません。そのような方は、まだまだ魂の開発が遅れているといわざるを得ません。

その反対に、パートナーの女性がほかの男性と親し気に会話する場面も想定されます。そのようなときに恋人である男性がひどく気分を害することがあるのでしょうか。あまりそのような話は聞きませんし、想像しにくいことです。それは、男性の方が嫉妬の感情が生じにくいためです。

人は多くの場面で同姓より異性に魅力を感じます。これは避けがたい事実です。たとえば、筆者は店員さんに親切にされる場合がありますが、その相手はすべて女性の店員さんであり、男性の店員さんからは親切にされた経験がほとんどありません。

女性の方であれば、買い物先でおそらく男性の店員さんからの対応の方がより良いと感じるのではないでしょうか。

男性と女性の間には目に見えないエネルギーが流れています。そのエネルギーが男女の間の対応に強く影響を与えます。気を付けているとそのエネルギーが感じ取れるようになります。

女性と男性とが調和して生活するには、以上のような認識が必要です。もともと男女は惹かれ合う関係にあります。そこで、小さな言動に対して恋人やご主人などのパートナーを責めないようにしなければなりません。

『シルバーバーチの霊訓』には男女の関係に関する記載がほとんどありません。高級神霊の世界からみれば、肉体の構造上の違い、性別の違いに意味はないからであると思われます。究極的には性別はほぼ人生に関係のない領域に入ってきます。そのような段階になった時には、その人が順調に進化していることを意味します。

それとは逆に異性に強い執着があるというのは、まだ魂の浄化が足りないためです。

偉大な研究者

11月15日の夕刻に、紙飛行機研究者である二宮康明博士(工学、東北大学)が老衰のため逝去されました。97歳でした。

11月5日の第28回二宮康明杯(全日本紙飛行機選手権大会)の決勝は、ご本人の強い要望により見学されたと伺いました。

世界でみても二宮氏ほど水準の高い紙飛行機研究者は存在しません。この分野は二宮氏がすべてひとりで開拓されたといって過言ではありません。

二宮氏は3000機近い機体を設計されました。筆者は写真左の「ウイングスプレーン アルファ」がもっとも好きです。3年前に二宮氏が毎日のように試験飛行されていた東京都立武蔵野中央公園で飛ばしたところ、強い上昇気流に乗りました。その機体はおよそ7分間上空で左旋回を繰り返し、最後に空の彼方に消えました。

死後の魂はあちらの世界で生き続けます。シルバーバーチ霊の言葉を毎日読み返しているので、死後存続については確信しています。

今後も原っぱに行くときには、二宮先生とともに紙飛行機を飛ばす気持ちで継続してまいります。二宮先生、長い間どうもありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。

2023年11月18日土曜日

優先順位

『南北相法極意 修身録』を読んでいると人生でもっとも重要度が高いのは食の節制であり、それさえ守っていれば「遊郭に行っても良い」と水野南北先生は指摘されます。この点は筆者の哲学と相反する部分であり、むしろ優先順位は逆と考えています。

つまり、男性にとって本能の制御でいえば食よりも性の節制の方が優先すべき事項であると判断します。

南北先生がいう遊郭の意味が正直なところよくわからないのが本音です。これまでの人生においてそのような場所を想像したことが一度も、一瞬もないためです。ただし、江戸時代ではなく、現代の世の中に沿って解釈すれば、女性がお酒を提供してくれるような場所も含まれます。

しかし、この見方は厳しすぎるかもしれません。どうしても女性に魅力を感じてしまう人にとっては、遊郭的な存在が必要となる場合があります。

人生の勝負といえるのは後半に入ってからです。70代以降になって落ちぶれるか、それとも厳格な生活に基づいて哲学者としての道を歩むかの選択権は本人にあります。最近職場の同僚(文学博士)と文学の話をしていて、松本清張の作品『老春』のあらすじを知りました。

おぞましい世界です。この作品の主人公は欲望のとりこになって堕落する男性と解釈しました。

年をとって高潔に生きられるかどうか。それは若いうちに高潔な生活を目指す心が無いとできません。一方で、『老春』の主人公のような生き方をする男性が日本に多いことは想像に難くありません。「年寄りなのに夜も元気」と威張る人さえ出てきます。

その際に食の節制は基本中の基本です。食の適切な制御さえできない男性が、女性との適切な距離を取れないことは自明の理です。食べ物への執着があるかどうかで、その男性の性への考え方も容易に想像できます。