2024年2月20日火曜日

毒だしに必要な年数

食生活を改めて冷えとり健康法を実践し、毒を次々と体外に出し始めると定期的に体の不調が顕著に出ます。完全に毒素を排出するには1年ではまったく足りません。人にもよるでしょうが、10年間はみておくことが大切です。

この10年は長いようであっという間です。この間は外食、中食を遮断する固い決意が必要です。「たまには良いかな」と例外を作るのは認識が甘いです。それではいつまでたっても毒素の排泄は終わりません。とはいえ、年に3回までの外食は自分に認めていました。

いったい体のどこに毒が溜まっているのか、それを論理的に説明するのはとても無理です。自分の体の様子をみながら、個人で観察しなければなりません。症状が出ると不安になります。そこでやめてしまってはもったいないといえます。症状が出るのは体が正常に戻りつつある良い現象であり、心配は要りません。

もしどうしてもお寿司やお刺身を食べたい方は、年に1度か2度だけなら体の負担を最小限に抑えられます。ただし、その1食で寿命は確実に縮まります。命を削ってもお寿司への憧れを捨てきれないのであれば、それは価値観によるものであって食べても良いと思います。その場合には、できるだけ小型の魚にすると安心です。マグロなどの大型の魚は避けてください。

2024年2月18日日曜日

安全な公園

欲をなくす生活を送り、一番関心があった公園での紙飛行機に興味が向かなくなりました。一時期、まったく公園に出かけなかったのが良かったようです。特に2月は年間を通じてもっとも紙飛行機が飛ぶ季節です。つまり、風が弱く湿度が低く、寒すぎないので最良のシーズンといえます。60秒以上の飛行も十分可能です。以前であれば、何があっても2月は出かけていました。それが一度も出かけていません。今年はお正月の1時間しか飛ばしていない状況です。


それでも完全に辞めたわけではありません。好機があれば出かけたいとはぼんやりと考えています。紙飛行機は頭と体を使い、自然のなかで楽しめる良い趣味です。没入しなければ健康維持に役立ちます。

しかし、冷静になると出かける気持ちに歯止めがかかります。公園内には悪い気が満ちているからであり、目立つと批判される危険性が出てくるからです。

安心して楽しめる場所がないか検討してみると、関東圏では2か所だけ良い場所があります。一つは東京都立武蔵野中央公園です。ここは紙飛行機の聖地といわれる場所で、紙飛行機研究家 二宮康明博士たちのご尽力でいまの広大な原っぱが整備されています。

なぜ安全かといえば、300メートル四方の芝生広場があり、人との距離を保って飛ばせるからです。愛好家は上級者ばかりで、こちらが飛ばす機体に関心など向けません。その意味では気楽に飛ばせる場所です。とはいっても、誰かに必ず話しかけられます。運が良ければ達人で紙飛行機世界一の会長さんがいらして、情報交換ができるかもしれません。

過去に数回出かけたことがあります。難点は公園まで片道2時間かかってしまうことです。本当に思い切って出かけなければなりません。すでに2年半以上足が遠ざかっています。しかし、年に2、3回であればこちらをお借りするのが現実的ではないかと思い始めました。

関東圏であと1か所は、利根川河川敷にある取手緑地運動公園です。駅から歩いていける場所であり、5年前電車での移動中に様子を見に行きました。試しに折り紙飛行機を飛ばすと、すぐに60秒を超えて空の彼方に消えました。この公園は野球場が複数あって、週末は利用できません。平日に休みが取れる日は利用できる可能性があります。平日では誰もいないので安心して行けそうです。ただし、こちらも遠い場所にある公園であり、思い切らないと出かけられません。

ほかの公園は少し危険とみなしています。それぞれの公園は冬でも利用者が増加する傾向にあって、これから気温が上昇する季節はもう人であふれかえってしまいます。

職場の同僚のお子さんが武蔵野中央公園で飛ばしたいと話しているとのことで、今年は飛ばしに行ける可能性があります。

何にせよ、人が集まる場所には細心の注意が必要です。好きな活動であると合理的な理由を作って出かけてしまう筆者でしたが、いまは違います。どんなときにもあらゆる可能性から判断して、出かけることで失うものが多いと判断すれば自宅で静かに過ごす方を選択します。こうして趣味には常に抑制する気持ちをもっています。勉強や仕事であればいくらやっても大丈夫です。ただし、眠いので長時間できないのが難しいところです。

冷えのある証拠

冷えがとれるとさまざまな物的要素へのこだわり、執着がなくなります。「お美味しい食事をしたい」「高級車に乗りたい」「豪華な旅行を楽しみたい」「高い給料と地位、名誉がほしい」「女性と遊びたい」との欲求が強く心を支配しているのであれば、冷えがたまっていて毒素で心も侵されている証拠です。

『修身録』と冷えとり健康法を組み合わせて徹底して10年間修業してみると、これらの欲望は100%までとはいいませんが90%は消えるはずです。もし100%無くなったら、もはや人間ではありません。どんなに綺麗ごとをいっていても、すべての欲を完全に消失する人は人間であるかぎり存在しません。

なかには「すべての欲を完全に断ち切って進化している」と明言する人がいるかもしれません。そのような人を軽々しく信用してはなりません。そういうことを明言する人に限って、裏で何をしているかわからないからです。

冷えをとればいまの世の中の不協和、対立、差別的な行為などの多くが解消できます。ただし、社会全体で進めるのは不可能です。まずは自分とその影響の及ぶ範囲内で、確実に実践していくことが大切です。そして、目に見える成果が出るまでに10年間は必要です。あせって結果を求めてはなりません。

2024年2月15日木曜日

Snow White and the Seven Dwarfs

Tru Callingは先週末に観て復習し、今週はSnow White and the Seven Dwarfs(『白雪姫』)のオリジナル版を観ました。一言でいって素晴らしい作品です。

この時期のアニメは音楽が主役といえる位置づけで、全体を通して綺麗な音楽が存在感を示しています。登場する動物たちはみな好意的で、人間を助けてくれます。また、悪役の女王、魔女も憎めない存在です。

見せ場は女王が魔女に変身するところと、最後に崖から転落してしまう場面でしょうか。この悪役は正統派の英語をゆっくりと発音してくれるので、すごく聴きやすいです。模範的な英語です。また、確かに自分が世界一の美しさを持っていると誇るだけの綺麗さをもっています。なぜが悪の存在に人間の本質と弱さを見て面白いと思ってしまい、白雪姫が優等生すぎるように感じました。

前半はゆっくりと進みます。中盤以降は物語が急展開していきます。この緩急をつけた作品づくりは本当にうまいと思います。後半の動物の愛らしい動きに注目したいところです。いまの若い人たちが、このような純粋な作品で英語を学べば感情の豊かさも育まれるのではないでしょうか。 ぜひ中学生、高校生に英語そのままで観ていただきたい作品です。

表札がない

グーグルマップで住所を指定し、歩いて英語講師の自宅を探してみました。おそらくここではというところに来たのですが、どこにも表札がありませんし番地も書かれていません。近くを歩いてみても、表札がない家があります。番地もわからず、一体どのように郵便を配達しているのか不思議です。

断念して帰って来ました。実家はある程度都会なのでこのようなことは決してありません。そういえば以前学生と作ったチラシを数百部戸別配布したのですが、郵便受けさえ見当たらない、探しにくい家がいくつもあったのを思い出しました。 困ります。

これでわかりました。今回わざわざ大きなお菓子を届ける必要はないというあちらの世界からのサインです。お菓子は冷凍するか誰かに差し上げるかします。今回は英文メールを書く練習になっただけ良しとします。

2024年2月14日水曜日

返信あり

大学の米国人英語講師からメールの返事が届きました。COVID-19に感染して、まだ体調も良くないそうです。メールはやはり否定的な内容で、自分の体はもう10年前とは違うと続きます。日本の英語学習者は話せるようになることにこだわりすぎて、そこに間違いがあると指摘しています。また、日本語の論理的な美点にほとんどの人が気づいていないといいます。

筆者の英語はimpressiveだというのですが、話が複雑になっていて何がいいたいのかわかりにくいです。

尊敬する米山明日香先生や柴田真一先生の講座で繰り返し人の名前の呼び方を聞いているので、ファーストネームで呼ぶようお願いしたのですが断られました。昔空軍でパイロットの仕事をして厳格な雰囲気のなかで育ったので、そのような呼び方はできないそうです。現在、英語圏では相手を呼ぶ場合には通常ファーストネームを使います。生徒が先生を呼ぶ時にはMr.やDr.などをつけますが、日本人同士で名前で呼び合う、馴れ馴れしい感覚とはまったく違います。英語ではごく自然な行為です。

私の名前は外国の方が呼びやすいようにと父が決めました。しかし、最初からファーストネームを断られるのでは仕方がありません。ちなみに高校時代の親友は自衛隊の幹部、ある県の基地司令で戦闘機F-15の元パイロットですが、「厳格な」雰囲気はありません。相手の呼び方をどうするのかはパイロットの仕事とは関係ないでしょう。

病気の人は心も意固地です。それでも英語講師の自宅は歩いて行ける距離にあります。お菓子を直接届ける約束をしました。下手に英語でメッセージをつけると深読みされますので、今回は簡単な英文をメッセージカードに書いて玄関先に届ける準備を済ませました。「置き配」で良いのかもしれません。この件では気ばかり使って疲れます。米国人が必ずしも英語がうまいわけではなく、日本人から教えていただく方が私には合っています。

冷えは毒

今週も厳しい会議が続いています。喧嘩の一歩手前の同僚もいます。それなりに気持ちもわかりますが、体内に冷えがたまっていることが見て取れます。

冷えていると心がとげとげしくなり、荒っぽい言葉が出てきます。自分では制御できません。体内に蓄積した毒を出さなければ心は安定しません。大食漢で安い食材でも構わず食べる人に人格者は居ません。『修身録』をよく読んで、食を根本から変えないと未来はないでしょう。

さて、となりの席で同僚がわめいていても、一向に気にならない筆者がいます。心に波風は立ちません。冷えは十分にとれていると実感します。余計な発言は一切しませんし、他人に何と思われても全く平気です。このような状態はいつまでも続くわけではないのですが、現在は非常に良好な、最善に近い心理状態にあります。そして、このような状態にあると女性への関心は非常に低くなります。良い兆候です。

いつまでもこの状態が続くと良いです。しかし、それほど甘くはありません。シルバーバーチ霊がいうように、進化の道のりはらせん状に進みます。時に後退し、またしばらくすると前進するという工程を繰り返し少しずつ進歩します。進歩していても、何かのはずみに転落してしまう危険性もあり、気を緩めてはなりません。

気楽に楽しく生きている人は、自分では気づかなくても進化の度合いが低い人です。そのような気楽な人生では、学ぶことがなくなってしまいます。そして、進化の道を目指すのであれば、好き勝手な食事は完全に断ち切らなければなりません。そのときに冷えとり健康法で下半身を温めていると、自然と心が落ち着いてきます。

まずは靴下を2枚、あるいは4枚履くところからです。徹底したい方は6枚履きます。レッグウォーマーの重ね履きは不可欠です。そして、電気あんかではなく、湯たんぽで寝ている時間に冷えをとることです。24時間使うハンディウォーマーかハクキンカイロも大切な道具です。

特に今年の暖冬であれば、寒すぎて困る感じはまるでありません。通勤時間帯はいつも氷点下です。それでも速足で歩くと汗をかきそうな気配です。ただし、夏のような7時10分に大学に着くのは厳しく、30分近く遅らせています。その関係で、朝の職場での英語学習は時間を短縮して実践しています。

2024年2月10日土曜日

高すぎる自己評価

筆者のゼミでは経営学を学んでいます。しかし、経営学には少しも関心を示さず、英語学習に力を注いでいるゼミの男子学生がよくこう言いいます。「医学部にいる友達がこのように言っているのでそれにしたがいます」と。英語の習得にはshadowingが一番よいと言われ、それを一切否定せずに学習しています。 また、「尊敬する塾の先生はこう言います」と繰り返し聞かされました。

それでどの程度英語ができるのかというと、試しに手元にあるNHK世界放送の記事を読んで訳してもらいましたが、日本語に置き換えるのがやっとの水準でした。とても訳しているとはいえません。「shadowingだけやっても出来るようにはなりません」と何度か言っても、全然聞こうとしません。当然発音もまったく話にならない水準です。

彼のなかでは医学部の学生か学習塾の英語の先生が一番で、3流大学の教授では役不足と判断しているのでしょう。別に構いません。

この学生にはいろいろと邪魔をされました。やっと卒業してくれます。不思議なのは自己評価がきわめて高いことです。日本語が全然できないのに英語でトップを目指すと断言します。その話を延々と聞かされて来たのですが、筆者の英語動画をゼミ生限定で公開してから近づいてこなくなりました。良かったです。

医学部信仰は改める必要があります。そして、自己評価は低いくらいに抑えている方が好ましい結果に結びつきます。自信満々な人に実力者は存在しません。常に自己否定するくらいの謙虚さがないと勉強や仕事で成果を生むのは無理です。

最近は「自己肯定感」がひとつの流行り言葉になっており、努力しない学生に高望みする傾向がみられます。それでは仕事に就いても苦労するだけです。しかし、本人たちは聞く耳を持たず、そのまま卒業していきます。卒業後に気づいてくれれば、そこから本当の人生が始まります。気づかない人はそのまま終わってしまう可能性があります。会社勤めは厳しい世界です。

冷えとりで傷を消す

進藤義晴先生の本に、冷えとりを継続していくと古い傷跡がすべて消えるとの記述があります。

これは真実と考えています。子どもの頃にできた傷跡がよくみないとわからないほど薄くなりました。盲腸の手術のあと、手や足に残った深い傷などのすべてが消えかかっています。もっとも、完全には消えません。それでも他人が見てもわからないくらいには薄くなります。

驚くのは、皮膚が盛り上がって赤く、あるいは黒っぽくなった傷跡が消えてしまうことです。

数年前に肘近くに残った傷跡だけはまだ消えません。濃くなったり、薄くなったりを繰り返しています。そこは普段目につかない部位であり、のんびり待ちたいと思います。そのうちに消える可能性が高いです。

この理屈でいえば顔のしみも消えそうな気がします。しかし、これはそう簡単にはいきません。進藤先生の本ではしみもなくなると断定した記載があるものの、経験から難しいと思われます。

重要なのは顔色が明るいことです。体に比べて顔が黒い、というのは良くない状態です。具体的にいえば、肝臓や腎臓などに問題があります。冷えとりで毒素を排出していけば、数年単位の時間がかかっても顔色が明るくなります。たとえば集合写真を撮ってみたときに、自分の顔が周囲よりも白ければ健康状態は良いです。

冷えとりは簡単に実践できます。重要なのは魚を一切食べないで実践しないと効果が減衰することです。魚はもっとも汚染された食材で、冷えとりの最大の敵です。

2024年2月6日火曜日

約25センチの積雪

積雪量はおよそ25センチでした。写真は自宅の窓から撮ったものです。近年では比較的大雪の部類に入ります。路線バスは運休していて、自宅周辺の坂道も車では危険であるため本日は在宅勤務でした。また、夜に予定していた市役所の会議は交通機関の乱れで延期となりました。



冬タイヤはあくまでも保険のようなもので100%安全なわけではありません。常識的な感覚では、走っていて怖いと思うはずです。筆者の車は車高が低いので、15センチ以上の雪となると厳しいです。このようなときには4輪駆動で車高の高い車以外は、極力動かさないことが基本です。

時間にゆとりができたのでAlice in Wonderland(『ふしぎの国のアリス』)も観ました。印象とだいぶ違うアニメでした。どちらかといえば、ミュージカルに近い作品です。音楽と映像を楽しむ作品であり、物語は深みがあるタイプではありません。また、登場人物(正確には動物と植物が中心)が皆怒っていたり、攻撃的であったりするのが不可解です。特に女王様がなぜあれほど威張っているのかわかりませんでした。この作品は気楽に楽しめる、子ども向けの内容ではありません。

とはいえ、その美しい絵は素晴らしいです。着眼点や発想が常識から遠くに置かれているので、原作者はやはり天才であると感じました。その天才の作品を完全に理解できるのは、子どもの感受性と大人の理性を兼ね備えたほんの一部の人だけではないでしょうか。少し気難しさを感じる作品でした。

以上のようにのんびりと楽しめる作品ではなく、英語学習の点からも消化不良の要素が残ってしまいました。それでも勉強にはなったはずです。

次はもう少し単純に楽しめるアニメを観る予定です。その前に古い映画か、復習でTru Callingを観ます。