人体には眠っている生命エネルギーが存在するといわれます。ヨーガでいうクンダリーニです。その潜在的な力が背骨を通って体の頭頂部まで到達すると、宇宙意識と融合して至福(サマディ)の状態が訪れます。
男性の生命エネルギーでもっとも強いのは性に関するものです。丹田の近くで生じた性エネルギーはそこにとどまると無駄になりやすく、意識して上に移行させなければなりません。その技術はとても難しい、言葉では表現しにくい要素を多く含みます。
西野流呼吸法は、丹田で生まれた性エネルギーを全身に巡らせる効果を持っているように思えます。実証するのは難しいのですが、個人の判断でイメージをしながら呼吸法を実践するのが良いでしょう。
仮説はつぎのとおりです。体が健康になるほどに生殖器は多量の生命エネルギーを生産します。ここで女性に関心を向けるのではなく、より上位の目的に活用する意識を持ち続けると、やがて体内に生命エネルギーが循環する動きができます。そのための時間がどの程度かかるのかは個人差があり、一般化はできません。あえていうならば、6ヵ月間の修行は最低限必要であるとみています。
いったん開かれた生命エネルギーの経路は簡単には閉じません。そして、男性の生殖器は本来の役割を果たすための活動に専念します。したがって、表面上は器官の機能低下が顕著となりますが、すべてはサマディの実現に向けた必然的な現象ではないでしょうか。その生命エネルギーを強化する期間が少なくとも数ヵ月間続くと、生殖機能は人間的な役割、つまり子孫を残す役割を果たすために健全な範囲で回復します。
このような一連の循環が体内で生じ、生涯にわたって続いていくというのが筆者の仮説です。検証はまだ終わらず、あと10年間の時間は必要であるとみています。
性の節制を一度も考えずに10代から無駄にしている男性は、貴重な資源を垂れ流しているわけであり、健康からは著しく遠ざかります。エネルギーを温存することを第一に考えて、10年間以上の修行を継続しなければなりません。どんな努力も少なくとも10年間続かないと形にならないからです。
健康主義者の陥りやすい点はここにあります。徹底した食事の制御で体が健康になると、生殖器官の働きが活発化します。それを無駄に使う一方で、玄米菜食と断食の重要性を主張します。完全なる間違いであり、害にしかならない情報です。
仮に生命エネルギーを一切無駄にしない男性がいるとしたならば、その人は何を食べても大丈夫です。毎日外食して問題はありません。ただし、お酒だけは精神の猛毒であって厳禁です。お酒は体に壊滅的な被害を与えるので、決して軽く考えてはなりません。ほかの食べ物の人体への影響は思った以上に小さく、食だけで人生が変わるほどの影響力は持ちません。
努めて生命エネルギーを温存、活用することです。それが常にできるようになれば、男性の能力は女性を軽く超えます。99%の男性は性エネルギーを無駄にしているので、優秀な女性の能力に追い付けません。よく考えれば誰にでもわかる常識です。
一方、女性で性欲が強い場合には、本人が反省しない限りどうにもなりません。20代の美しさは30代に入ると完全に失い、男性は近づいてこなくなります。女性の性エネルギーは男性のそれとは異質です。しかし、温存するのが大切なのは変わりません。男性との関係を楽しむのは老化への近道であり、能力の衰えを自覚する日がいつかきます。
20代の女性はどんな人でも美しいといえます。そこが落とし穴です。本当の勝負は30代、40代を過ぎてから120歳までです。歳を重ねていった時に若さと美しさを持っていなければなりません。大切なのは10代、20代から節制することです。男性とお酒が好きで楽しんでいたらもったいないです。しかし、お酒と男性が好きな女性は人の話を聞きません。いつも自分が女王様気取りです。そんな夢は長くて数年で終わり、男性から声がかかることなど一切なくなります。男性と遊び歩いて急速に老化するからであり、これは真実です。そして、「若作りしてみっともない」と影で言われます。
節制がすべてを決めます。20代は誰でも男性から好かれます。勘違いしてはなりません。いま20代で男性から次々声がかかる人は、気を付けて過ごすことです。絶対に道を踏み外してはなりません。
また、健康食品の信奉者にはならないでください。2000万年前の古代生命体を飲んでも、人体を若返らせることは不可能です。不可能なことを可能だと言い切る人、古代生命体で一切の病気はなくなると断言する情報には近づかない努力が必要です。
それよりも正統的な健康法に着眼することが肝要です。その一つが性エネルギーの保存と活用であり、毎日の鍛錬が必要な修行の実践です。楽をして手に入るものに価値はありません。苦労の末に手にしたものだけが本物です。