2024年6月29日土曜日

聴こえない

今朝JR中央線で移動していたら、体のとても大きな米国人二人が通路を挟んだ距離で話をしていました。騒々しい車内で聴こうとしてみたのですが、なかなか聴こえません。お互いに笑っていて、何がおもしろいのかわかりませんでした。

綺麗に録音されたテキストやニュースの音声とは違い、実践の英語は厳しいです。たまにこのような機会があると、まだ聴こえないと痛感します。単にリスニングの練習を増やせばよいわけではなく、別の要素が絡んできます。

ひとつには、ある程度の年齢に達してからの英語学習では大きな飛躍は望めないことがあります。また、決定的な要素は語学の才能という側面です。多少受験で英語が出来たくらいでは物足りません。

これはもうずっと学習を継続していって、結果はそれから考えれば良いでしょう。本来英語は10代である程度の才能のある人が学ばないと身につかない言語です。学生たちはまだ柔軟なので、もっと学んでほしいのですが、「どうしてもやりたくない」との声が支配的です。もったいないことです。

筆者の場合、日本語は自分でも認められる水準に達していて、経営学分野の学会賞を受賞しています。だからといって構造の異なる英語ができるとは限りません。自分を客観視して、出来の悪いところも受け入れて励ましながら英語を学んでいければと思います。

なんといって、この日本語力がなければいまの生活は成り立っていないので、それだけでも感謝しなければなりません。私の稼ぎのほとんどの部分は、日本語の力によるものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

記事へのコメント、フーチ(振り子)を使った波動測定のご希望などはこちらにお願いします。