10代で食事の量を制御することに関心を持つのは、たとえば病を患うなどの経験がないと難しいです。健康であれば本能のおもむくままに食べてしまいます。体に良いか悪いかなど考えません。魚に箸をつけるときに「海が汚染されているのではないか」などと心配する10代は居ませんし、居たら周囲から「おかしいのではないか」と心配されます。
では、本人が気づくまで待つとどうなるでしょうか。早い人でも食事の大切さに気付くのは30代の後半になってからであると思います。現実をみれば、95%以上の日本人は水野南北先生のいう基本的な食事に関心さえ向けません。
長い時間をかけて身についた習慣は実に強固です。「なるほど基本的な食事が大切なのか」と思って急に実践しても、せいぜい半年しか続きません。しかし、10代の頃に多少でも基本ができていれば、その後本人の意識の成長にともなって『修身録』が実践できる可能性が高まります。
どんな分野でも10代で基本ができていないとその後の修得は難しいと考えます。勉強も10代のころにまったくやらなかったら、30代から急にやれといわれてもできません。すべては10代が鍵を握ると思います。
水野南北先生のお考えを10代の方たちに広めることは、もっとも大切な教育の一つです。
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